タイトルコード |
1000100345084 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本の犬 |
書名ヨミ |
ニホン ノ イヌ |
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人とともに生きる |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
菊水 健史/著
永澤 美保/著
外池 亜紀子/著
黒井 眞器/著
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著者名ヨミ |
キクスイ タケフミ ナガサワ ミホ トノイケ アキコ クロイ マキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2015.12 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-13-060230-3 |
ISBN |
4-13-060230-3 |
数量 |
8,233p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
645.6
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件名 |
いぬ(犬)
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注記 |
文献:部末 |
内容紹介 |
飼い主に忠実な日本犬。オオカミとの比較を介したイヌの行動特性や日本犬の行動をはじめ、オオカミとの遺伝的な違い、オオカミと近しい特性を維持してきた日本犬の生活のあり方など、日本犬のすばらしさを科学的に解説する。 |
著者紹介 |
1970年鹿児島県生まれ。麻布大学獣医学部教授。獣医学博士。専門は動物行動学。 |
目次タイトル |
序章 日本犬というイヌ |
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Ⅰ 行動 |
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第1章 イヌはどうやって生まれたのか |
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1.1 イヌ科動物について 1.2 イヌの社会性の起源 1.3 ヒトとの出会い |
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第2章 ヒトとイヌとの収斂進化仮説 |
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2.1 収斂進化とは 2.2 ヒトのジェスチャーの理解 2.3 ギンギツネの家畜化実験 2.4 ヒトとイヌとの収斂進化 |
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第3章 オオカミらしさとイヌらしさ |
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3.1 オオカミとイヌの違い 3.2 行動の違いに関する研究 3.3 発達 3.4 日本犬の行動特性 |
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第4章 イヌの認知機能の特徴 |
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4.1 物体や空間のとらえ方 4.2 ヒトの見分け方・ヒトとの絆の形成 4.3 ヒトに類似したコミュニケーション・スキル 4.4 イヌにみられる共感 4.5 日本犬の社会的認知能力 第Ⅰ部参考文献 |
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Ⅱ 進化 |
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第5章 考古学からみた日本犬の起源 |
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5.1 日本で最古の犬骨の出土-夏島貝塚 5.2 共生の証としての日本最古のイヌ埋葬跡-上黒岩岩陰遺跡 5.3 出土した犬骨からわかったこと-東名遺跡 5.4 食用犬の痕跡-於下貝塚 5.5 弥生時代に入り-朝日遺跡 |
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第6章 遺伝子解析からみたイヌの起源 |
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6.1 母系の祖先を探る-ミトコンドリアDNA解析 6.2 染色体マーカーによる進化-マイクロサテライトDNA解析 6.3 ミトコンドリアDNAの全長配列を用いた研究成果とその限界 6.4 イヌの全ゲノム解読と多型部位の比較による進化過程の解明 6.5 最先端手法-SNPジェノタイピングアレイを用いて 6.6 ヒトとイヌの平行進化説 6.7 アメリカ土着のイヌの起源 6.8 出土した古代犬のDNA解析 6.9 全ゲノム配列を用いたオオカミとイヌの比較 |
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第7章 日本犬の古代犬という遺伝的特性 |
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7.1 遺伝子系統樹からみた日本犬-世界でもっともオオカミに近いイヌ 7.2 日本のオオカミと日本犬の関係 |
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第8章 日本犬のなかの比較 |
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8.1 血統による血の違い-血液タンパク質多型の分析 8.2 ミトコンドリアDNA解析による比較 8.3 マイクロサテライトDNA解析による比較 8.4 独自に確立された柴犬の系統-マイクロサテライトDNA解析による柴犬3内種の遺伝的分化 第Ⅱ部参考文献 |
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Ⅲ 日本犬と生きる |
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第9章 イヌ人生 |
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9.1 初めてのイヌ飼育 9.2 イヌに魅せられて 9.3 戦火のなかで 9.4 柴犬との再会 |
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第10章 日本犬の飼育 |
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10.1 子犬期-日本犬としての処世術を身につける 10.2 性成熟期を経て成犬に 10.3 狩猟犬としての日本犬 |
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第11章 日本犬の由来 |
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11.1 大陸から日本人とともに 11.2 日本犬の保存に向けて 11.3 柴犬(日本犬小型)の成り立ち |
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第12章 歴史に名を残した日本犬 |
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12.1 忠犬ハチ公 12.2 タマ公と平治 12.3 ヘレン・ケラー女史と秋田犬 第Ⅲ部参考文献 資料1 「天然記念物柴犬」の飼育について(1985年ごろ,監修:中城龍雄) 資料2 日本犬標準の制定 日本犬保存会 資料3 日本犬各種の繁殖育成にかかわる代表的な団体と発足年 資料4 「中」号から現在に至る系統図 資料5 天然記念物柴犬保存会が発行する血統書 |
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終章 これからの日本犬 |