タイトルコード |
1000100361075 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
指紋と近代 |
書名ヨミ |
シモン ト キンダイ |
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移動する身体の管理と統治の技法 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
高野 麻子/[著]
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著者名ヨミ |
タカノ アサコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
みすず書房
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出版年月 |
2016.2 |
本体価格 |
¥3700 |
ISBN |
978-4-622-07967-5 |
ISBN |
4-622-07967-5 |
数量 |
265,22p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
498.92
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件名 |
指紋
国家と個人
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注記 |
文献:巻末p9〜22 |
内容紹介 |
なぜ指先の紋様なのか。近代的統治の課題とは何だったのか。そこにはどのような暴力が内在しているのか。イギリス帝国の「指紋法」から日本帝国、さらにグローバル化時代へと続く、生体認証技術の歴史的変遷を描く。 |
著者紹介 |
1981年東京生まれ。一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻博士課程単位取得退学。博士(社会学)。明治薬科大学薬学部講師。専門は歴史社会学、移動研究。 |
目次タイトル |
序章 指紋をめぐる問い |
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第1章 「指紋法」誕生の軌跡 |
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一 指紋法を語りはじめるにあたって 二 把握不能な身体 三 個体化される身体 四 識別される身体 |
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第2章 指紋法の伝播 |
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一 近代化の道具 二 労働者管理の道具 三 移動する身体を管理する道具 四 指紋登録の拡大と企業間の連携 |
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第3章 満洲国の理想と現実 |
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一 理想の国家 二 現実との対峙 三 労務管理の幕開け 四 労働者指紋管理法案の登場 |
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第4章 労働者指紋登録の開始 |
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一 政策転換と指紋政策 二 指紋管理局の設置 三 指紋登録の実態 四 移動する身体の把握 |
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第5章 労働者管理から国民登録へ |
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一 「国民」の把握 二 国兵法・臨時国勢調査法・暫行民籍法が目指すもの 三 再燃する満洲国指紋法構想 四 国民手帳法という結論 |
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第6章 警察制度改革と拡大する指紋 |
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一 民主化と指紋 二 国民指紋法の浮上と県民指紋登録の実施 三 愛知県民指紋登録の実態 四 県民指紋登録の廃止に向けて |
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第7章 戦後日本の再編と指紋 |
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一 戸籍法の継続と外国人登録法の指紋押捺 二 住民登録法と指紋押捺構想 三 再燃する住民登録への指紋押捺構想 四 外国人登録法の指紋押捺 |
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終章 生体認証技術の現在を考えるために |