タイトルコード |
1000100367123 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
堺本枕草子の研究 |
書名ヨミ |
サカイボン マクラノソウシ ノ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山中 悠希/著
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著者名ヨミ |
ヤマナカ ユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
武蔵野書院
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出版年月 |
2016.2 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-8386-0293-3 |
ISBN |
4-8386-0293-3 |
数量 |
9,469p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
914.3
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件名 |
枕草子
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個人件名 |
清少納言 |
注記 |
文献:p449〜457 |
内容紹介 |
堺本の編纂のありようを、堺本による再構成行為の成果と見なして、「枕草子」の生成・享受の面から積極的に捉え直した書。堺本の構成の特徴と機能を明らかにし、本文の表現面の検討を踏まえて、新たな本文分類案を提示する。 |
著者紹介 |
兵庫県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。東洋大学専任講師。 |
目次タイトル |
序章 堺本枕草子の再検討 |
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一 はじめに 二 随想群検討の重要性 三 「類纂本」から「再構成本」へ |
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第Ⅰ部 堺本の本文と編纂の方法 |
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第一章 複合体としての随想群とその展開性 |
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一 はじめに 二 『枕草子』諸本の系統分類と「類纂」という名称 三 堺本随想群の編纂方法 四 堺本随想群の複合性 五 おわりに |
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第二章 項目の流動と表現の差異 |
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一 はじめに 二 堺本と他系統本間における項目流動の様相 三 <『枕草子』なるもの>からの距離感 四 おわりに |
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第三章 編纂の特性と構成力 |
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一 はじめに 二 「たとしへなきもの」関連記事の編纂方法 三 宣孝御嶽参詣説話の位置付け 四 おわりに |
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第四章 類似記事の重出現象と編纂の指向性 |
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一 はじめに 二 前田家本「心にくきもの」の段と「にげなきもの」の段における同一・類似記事の重出 三 三巻本・能因本における同一・類似記事の重出 四 前田家本における同一・類似記事の重出 五 堺本の類似記事 六 おわりに |
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第Ⅱ部 堺本の本文と生成・享受 |
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第五章 男性に関する随想群の編纂と表現 |
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一 はじめに 二 「成信の中将は」の段からの抽出 三 男性に関する随想群とその表現 四 堺本に描かれる「婿」 五 おわりに |
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第六章 「女」と「宮仕へ」に関する記事の編纂と表現 |
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一 はじめに 二 堺本「女は」の段の検討 三 『枕草子』に描かれた「宮仕へ」をめぐって 四 堺本と批評的行為 五 おわりに |
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第七章 堺本・前田家本における『白氏文集』受容 |
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一 はじめに 二 堺本随想群の特徴と『和漢朗詠集』 三 前田家本二〇六段における白詩引用 四 堺本二〇〇段における漢詩文引用の可能性 五 日本における受容 六 おわりに |
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第八章 <雪月夜>と<車>の景の再構成 |
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一 はじめに 二 「十二月十日よひの月いと明かきに」の段周辺の構成 三 「白」の風景への統一性 四 「年老い」た女の登場 五 おわりに |
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第九章 堺本宸翰本系統の本文とその受容 |
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一 はじめに 二 堺本の伝本と本文系統の分類 三 堺本本文と前田家本本文の比較・検討 四 本文異同の傾向 五 現存宸翰本と林白水所持本 六 おわりに |
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第十章 堺本の本文系統とその分類 |
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一 はじめに 二 堺本の本文分類に関する先行研究 三 諸本の本文比較 四 無窮会本について 五 朽木本・鈴鹿本の性格について 六 おわりに |
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第十一章 堺本の成立と生成・享受 |
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一 はじめに 二 先行研究と成立論 三 堺本の成立と日記的章段の問題 四 『枕草子』の享受と堺本 五 おわりに |
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終章 まとめと展望 |