タイトルコード |
1000101119238 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
子ども観と評価でみる学校教育史 |
書名ヨミ |
コドモカン ト ヒョウカ デ ミル ガッコウ キョウイクシ |
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経験主義教育に学ぶ子どもはどう評価されたか |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松本 和寿/著
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著者名ヨミ |
マツモト カズヒサ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
風間書房
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出版年月 |
2023.11 |
本体価格 |
¥7500 |
ISBN |
978-4-7599-2489-3 |
ISBN |
4-7599-2489-3 |
数量 |
10,334p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
375.1
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件名 |
生徒指導-歴史
学習指導-歴史
教育評価-歴史
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内容紹介 |
戦後教育改革期の日本における、児童中心の思想に基づく教育実践と戦後実施された新たな評価との関係、およびその変化について検討。この時期の学校教育の姿を、子ども観と評価の視座から明らかにする。 |
著者紹介 |
長崎市生まれ。九州大学大学院人間環境学府博士後期課程教育システム専攻単位取得満期退学、博士(教育学)。筑紫女学園大学人間科学部教授。 |
目次タイトル |
序章 戦後教育改革期の子ども観と評価に関する研究史上の課題 |
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第一節 問題意識-評価を視座とした研究の可能性- 第二節 分析の立場 第三節 本書の課題 第四節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 経験主義教育における学力をめぐる議論と態度の評価 |
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はじめに |
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第一章 経験主義教育の展開と学力をめぐる議論 |
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第一節 経験主義教育の展開と課題 第二節 学力低下批判と学力をめぐる議論 第三節 学習指導要領に示された評価の方法 |
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第二章 日常的な指導における態度の評価 |
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第一節 文部省主催の講習会での評価の説明 第二節 研究者が伝えた態度の評価方法 第三節 客観テストの位置付け |
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第三章 入学試験における態度の評価 |
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第一節 新制高等学校入学者選抜の状況 第二節 「中学校学力検査」の概要 第三節 態度の評価問題 |
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第四章 全国的な学力調査における態度の評価 |
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第一節 日本教育学会の調査 第二節 国立教育研究所の調査 第三節 調査問題の相違と教育現場の受け止め |
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まとめ |
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第Ⅱ部 ガイダンスの概念と学力、児童生徒の情報の集約と更新 |
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はじめに |
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第一章 ガイダンスの目的と方法 |
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第一節 ガイダンスの概念と教師の関与 第二節 ガイダンスの目的と児童生徒の特性の把握 第三節 児童生徒に関する研究の方法 |
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第二章 ガイダンスの柱 |
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第一節 組織的、計画的なガイダンス 第二節 集団指導と個人指導の内容 第三節 ガイダンスに対する教育現場の理解 |
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第三章 児童生徒の特性としての学力 |
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第一節 五段階相対評価の導入 第二節 特性としての学力の記述 第三節 標準検査の積極的実施 |
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第四章 児童生徒に関する情報の集約と更新 |
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第一節 教師の力量形成と新たな評価の受容 第二節 情報の集約と更新の必要性 第三節 戦後初期学籍簿の機能 |
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まとめ |
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第Ⅲ部 全人格的な子ども観の変化 |
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はじめに |
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第一章 指導要録の機能の変化 |
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第一節 「累加記録摘要」に対する教育現場の声 第二節 指導要録改訂の経緯 第三節 教育現場への改定案の説明 |
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第二章 評価結果の利用目的の変化 |
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第一節 五段階相対評価の実施 第二節 標準学力検査の実施 第三節 知能と学力の関係 |
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第三章 態度から「道徳」への転換 |
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第一節 知識と態度の分離 第二節 社会科における道徳教育 第三節 態度の指導に関する教育現場の意識 |
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第四章 教育現場における全人格的な子ども観の理解 |
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第一節 ガイダンスの転換 第二節 標準検査の普及とその批判 第三節 全人格的な子ども観と学校教育 |
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まとめ |
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終章 戦後教育改革期の全人格的な子ども観とその転換 |
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第一節 三つの課題のまとめ 第二節 全人格的な子ども観をめぐる文部省と教育現場の動き 第三節 子ども観と評価に関する歴史研究における本書の意義 |