タイトルコード |
1000100664417 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
刑事責任能力論 |
書名ヨミ |
ケイジ セキニン ノウリョクロン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
竹川 俊也/著
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著者名ヨミ |
タケカワ トシヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
成文堂
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-7923-5262-2 |
ISBN |
4-7923-5262-2 |
数量 |
10,306p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
326.14
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件名 |
刑事責任
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注記 |
文献:p289〜306 |
内容紹介 |
精神の障害及び弁識・制御能力という従来の観念的な議論を機能面で見直し、責任能力判断の実践に耐えうる実体要件の構築という、裁判実務からの理論的要請に応えることを目的とした書。責任能力が争われた国内の裁判例も分析。 |
著者紹介 |
1989年愛知県生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員PD。博士(法学)(早稲田大学)。 |
目次タイトル |
序論 問題の所在 |
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第1部 責任能力判断における精神鑑定人の役割 |
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第1章 刑事手続における精神鑑定 |
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第1節 精神鑑定の採否 第2節 精神鑑定人の役割論 第3節 裁判員制度を見据えて生じた変化? |
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第2章 連邦証拠規則704条(b)項をめぐる議論状況 |
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第1節 精神医学者による証言の制限と連邦証拠規則704条(b)項の制定 第2節 連邦証拠規則704条(b)項の運用状況 |
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第3章 線引き問題の検討 |
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第1節 アメリカにおける精神鑑定人の証言範囲 第2節 わが国における精神医学者の証言範囲 第3節 検討 |
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第4章 証拠法則上の位置づけについての検討 |
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第1節 アメリカにおける関連性概念と専門家証言に対する規律 第2節 検討 第3節 関連性性概念と精神鑑定 |
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小括 |
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第2部 弁識・制御能力要件の再構成 |
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第1章 弁識・制御能力の重なり合い問題についての議論状況 |
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第1節 法曹実務家・精神医学者による問題提起 第2節 重なり合い問題に対する刑法学説の立場 |
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第2章 アメリカにおける議論状況 |
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第1節 責任能力論略史 第2節 認知・制御能力要件に関する議論 |
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第3章 他行為可能性原理の検討 |
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第1節 (法)哲学分野における議論状況 第2節 刑法学における他行為可能性 |
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第4章 わが国における弁識・制御能力要件 |
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第1節 責任能力の体系的地位をめぐる議論 第2節 弁識能力要件の検討 |
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小括 |
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第3部 「精神の障害」と刑事責任能力 |
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第1章 アメリカにおける議論状況 |
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第1節 責任能力基準における「精神の障害」要件の位置づけ 第2節 ダラム・ルール成立の背景 第3節 ダラム・ルールが内包していた諸問題 第4節 検討 |
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第2章 「精神の障害」の判断基盤 |
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第1節 精神医学における疾患概念 第2節 「精神の障害」の判断基盤 第3節 検討 |
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第3章 責任能力論における「精神の障害」の位置づけ |
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第1節 責任能力の実体要件として「精神の障害」に独自の意義を認める見解 第2節 責任能力の実体要件として「精神の障害」に独自の意義を認めない立場 第3節 検討 |
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小括 |
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第4部 責任能力の認定手法について |
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第1章 問題の所在 |
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第1節 最高裁判例の立場 第2節 分析視角・分析対象について |
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第2章 総合判断定式における考慮要素の分析 |
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第1節 犯行当時の病状・精神状態 第2節 幻覚・妄想の有無および犯行との関係 第3節 動機 第4節 犯行前の生活状況・犯行前の事情 第5節 犯行の態様 第6節 もともとの人格との関係 第7節 犯行後の行動 第8節 犯罪性の認識 第9節 計画性の有無 第10節 記憶の有無 第11節 意識障害の有無 |
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第3章 検討 |
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第1節 裁判実務における責任能力の認定手法 第2節 実体要件と認定基準の関係性について 第3節 本書の理論枠組みとの関係性 |
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結論 |
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1 本書の成果 2 残された課題 |