タイトルコード |
1000100493986 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
インクルーシブ教育の源流 |
書名ヨミ |
インクルーシブ キョウイク ノ ゲンリュウ |
|
一九七〇年代の豊中市における原学級保障運動 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
二見 妙子/著
|
著者名ヨミ |
フタミ タエコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
現代書館
|
出版年月 |
2017.4 |
本体価格 |
¥2000 |
ISBN |
978-4-7684-3554-0 |
ISBN |
4-7684-3554-0 |
数量 |
214p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
378.02163
|
件名 |
インクルーシブ教育-歴史
豊中市-教育
|
注記 |
文献:p195〜213 |
内容紹介 |
豊中市における1970年代の障害児教育運動を分析。運動が向き合った障壁及びこれを除去するために運動が採用した戦略の有効性と限界を把握することによって、今後のインクルーシブ教育運動を活性化する要因を示す。 |
著者紹介 |
1962年熊本県生まれ。熊本学園大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了(社会福祉学博士)。福岡県立大学人間社会学部生涯福祉研究センター・子どもコース助教。 |
目次タイトル |
序章 問題意識と研究方法 |
|
第一節 問題意識と研究課題 第二節 分析枠組 第三節 インタビュー調査の概要 第四節 先行研究の検討 |
|
第一章 日本教職員組合障害児教育運動(敗戦〜一九七〇年代初頭)の構造 |
|
第一節 障害児を分離する教育 第二節 障害児の分離教育を促進する議論 第三節 就学猶予・免除解消運動の議論(一九六〇年代後半〜) 第四節 矛盾 |
|
第二章 豊中市における「ひろがり学級」設置前の運動(一九五〇年代〜一九七一年)の展開と戦略 |
|
第一節 豊中市の障害児教育の独自性 第二節 「ひろがり学級」設置の運動前の豊中市教職員組合における障害児教育運動 第三節 「ひろがり学級」設置の運動前の豊中市における同和教育運動(一九五〇年代〜一九七〇年代初頭) 第四節 豊中市同和教育基本方針に障害児教育の項を挿入(一九七一年) |
|
第三章 「ひろがり学級」設置の運動(一九七二年〜一九七三年) |
|
第一節 自らの無知への気づきと運動への決意 第二節 相互に影響し発展する教組運動と親の運動 第三節 「就学猶予・免除願」の返還 第四節 すべての子どもの就学を求めて 第五節 「ひろがり学級」開設直後の議論 第六節 <環境の障壁>を除去する取り組みによる<態度の障壁>の除去 |
|
第四章 障害児の優先入園(所)運動の展開過程と保母加配の両義性 |
|
第一節 優先入園(所)を求める運動の展開過程とその区分 第二節 第一期 豊中市障問研の発足 第三節 第二期 幼稚園における運動の特徴と加配教員(保母)をめぐる議論 第四節 第三期 保育所における運動の特徴と加配保母をめぐる議論 第五節 第四期 優先入所制度化後の運動と加配保母をめぐる議論 第六節 <環境の障壁>除去の戦略による<態度の障壁>の除去 |
|
第五章 「校区の学校へ子どもを帰す」運動の戦略と批判の意味 |
|
第一節 「校区の学校へ子どもを帰す」運動(一九七四年〜) 第二節 現場の実践者による校区校への就学促進 第三節 市議会における運動に対する批判の意味 |
|
第六章 北丘小学校の実践(一九七二年〜一九七九年)に見る<態度の障壁>の変容 |
|
第一節 豊中市の運動における北丘小学校の実践の位置 第二節 Kと母親が北丘小学校の普通学級入学を決意するまで 第三節 K入学前の北丘小学校における障害児教育に関する議論 第四節 Kと共に変化する北丘小学校(職員集団の変化) 第五節 「けんか」のできる子ども関係の育ち |
|
第七章 豊中市障害児教育基本方針策定の経緯と意義 |
|
第一節 大阪・一五教職員組合(単組)連絡会による障害児教育運動の方向転換 第二節 障害児学級をめぐる議論が意味するもの 第三節 豊中市障害児教育基本方針の特徴 第四節 豊中市障害児教育基本方針策定の意義 |
|
終章 豊中市の障害児教育運動が向き合った障壁とその除去のための戦略 |
|
第一節 「障壁モデル」と運動の視点 第二節 豊中市の運動が採用した戦略の有効性<環境の障壁>を直接除去し「態度」を変え「政治」を変える 第三節 戦略の今日的課題 第四節 インクルーシブ教育運動を活性化する要因 |