タイトルコード |
1000100495253 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
生物物理学における非平衡の熱力学 |
書名ヨミ |
セイブツ ブツリガク ニ オケル ヒヘイコウ ノ ネツリキガク |
版表示 |
新装版 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
A.カチャルスキー/[著]
ピーター・F.カラン/[著]
青野 修/訳
木原 裕/訳
大野 宏毅/訳
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著者名ヨミ |
A カチャルスキー ピーター F カラン アオノ オサム キハラ ヒロシ オオノ コウキ |
著者名原綴 |
Katchalsky Aharon Curran Peter F. |
出版地 |
東京 |
出版者 |
みすず書房
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出版年月 |
2017.4 |
本体価格 |
¥5600 |
ISBN |
978-4-622-08608-6 |
ISBN |
4-622-08608-6 |
数量 |
6,271p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
464.9
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件名 |
生物物理学
熱力学
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注記 |
原タイトル:Nonequilibrium thermodynamics in biophysics |
注記 |
文献:p258〜263 |
内容紹介 |
生物物理学・物理的生化学・生理学の学生に向けて、古典的熱力学から発展した、不可逆過程の熱力学の定量的記述から、非平衡を基本とする生物学的問題への応用の可能性を示す。訳者による詳細な補遺も掲載。 |
著者紹介 |
1914〜72年。ポーランド生まれ。ヘブライ大学物理化学教授、イスラエル科学アカデミー、国際生物物理学連合総裁を歴任。 |
目次タイトル |
序論 |
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第1章 熱力学の第一法則 |
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1.1 系と特性パラメータ 1.2 断熱系に対する仕事の原理 1.3 熱力学の第零法則 1.4 熱力学の第一法則 |
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第2章 熱力学の第二法則 |
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2.1 準静的過程 2.2 第二法則のケルビンの定式化とカラテオドリの原理 2.3 エントロピー |
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第3章 ギブスの方程式 |
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3.1 ギブス方程式の微分形 3.2 ギブス方程式の積分-ギブス-デュエム方程式 3.3 熱力学ポテンシャルと交差関係 |
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第4章 不可逆過程におけるエントロピー変化 |
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4.1 断熱過程におけるエントロピー増大 4.2 断熱系の平衡条件 4.3 断熱不可逆過程におけるエントロピー増大の例 4.4 等温過程におけるエントロピー変化 |
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第5章 等温平衡と化学熱力学 |
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5.1 自由エネルギーに対する平衡条件 5.2 化学変化と平衡 5.3 力学化学系の考察 5.4 化学ポテンシャル |
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第6章 不可逆過程の熱力学における流れと力 |
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6.1 流れの形式的な扱い 6.2 保存的および非保存的連続系 6.3 定常状態における流れ 6.4 熱力学的力の取扱い 6.5 流れが力に依存する一つの例:2成分溶液の単純な拡散 |
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第7章 連続系におけるエントロピー生成 |
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7.1 局所量に対するギブス方程式 7.2 局所エントロピー生成 7.3 電気化学系でのエントロピー生成 7.4 付録 |
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第8章 流れと力とを関係づける現象論的方程式:オンサーガーの法則 |
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8.1 はじめに 8.2 現象論的方程式 8.3 キュリー-プリゴジンの原理 8.4 オンサーガーの法則 8.5 化学反応速度論と現象論的方程式:詳細釣合の原理とオンサーガーの法則との関係 |
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第9章 等温拡散と沈降 |
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9.1 一般的考察 9.2 2成分溶液 9.3 3成分溶液 9.4 遠心力場での沈降 |
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第10章 非電解質の膜透過性:不連続系 |
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10.1 不連続系への移行 10.2 流れと力 10.3 膜の性質 10.4 現象論的係数の摩擦論的解釈 |
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第11章 電解質の含まれる連続系における輸送過程:イオンの伝導と拡散 |
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11.1 電解質溶液の化学熱力学 11.2 電解質溶液の不可逆過程 |
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第12章 不連続系の電気化学過程 |
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12.1 散逸関数 12.2 界面動電現象 12.3 液間電位 12.4 透過係数の摩擦論的解釈 12.5 複合膜 |
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第13章 温度勾配のある系 |
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13.1 連続系の熱拡散 13.2 熱浸透現象 13.3 熱電現象 |
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第14章 化学反応と拡散過程との関係 |
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14.1 化学反応と定常状態での濃度勾配 14.2 化学反応を伴う拡散:担体系 14.3 能動輸送の現象論的記述 |
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第15章 オンサーガーの法則の統計力学的導出 |
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15.1 ゆらぎの理論 15.2 微視的可逆性の原理とオンサーガーの仮定 |
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第16章 定常状態:エントロピー生成極小の原理 |
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16.1 エントロピー生成極小の原理 16.2 定常状態の安定性 16.3 最小散逸の原理と生物学的安定性 |
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訳者補遺 |
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A 第二法則の表現 B カラテオドリの原理 C 多成分系における力と流れ D オンサーガーの相反関係 E 理想溶液の化学ポテンシャル F 輸送現象の初等的取扱い |