タイトルコード |
1000100499887 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
『源氏物語』引歌の生成 |
書名ヨミ |
ゲンジ モノガタリ ヒキウタ ノ セイセイ |
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『古今和歌六帖』との関わりを中心に |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藪 葉子/著
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著者名ヨミ |
ヤブ ヨウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
笠間書院
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出版年月 |
2017.4 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-305-70844-1 |
ISBN |
4-305-70844-1 |
数量 |
8,238,4p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.363
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件名 |
源氏物語
古今和歌六帖
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個人件名 |
紫式部 |
内容紹介 |
「源氏物語」の引歌として挙げられてきた和歌が多く存在している、作歌の手引書「古今和歌六帖」。「古今和歌六帖」から「源氏物語」作者や当時の読者たちの意識の一端を具体的に探ることを試みる。 |
著者紹介 |
昭和46年生まれ。武庫川女子大学大学院博士後期課程修了。同大学他非常勤講師。博士(文学)。 |
目次タイトル |
第一章 朝顔から夕顔へ |
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一 先行作品における夕顔 二 夕顔の花の表象 三 「山がつ」の語について 四 「かきほ」の歌題への着目 五 「しののめ」の語について 六 夕顔と朝顔との関係 |
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第二章 須磨巻の検討 |
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一 『古今六帖』各帖所載の引歌数 二 宰相の中将の須磨訪問場面 三 「黒駒」と「笛」の対称 四 「いへばえに」の語への着目 五 「ふえ」の歌題の特色 六 高麗笛について 七 「ふえ」の歌題と物語との関連 八 源氏四十の賀の「高麗笛」 九 「かがみ」の歌題への着目 一〇 『古今六帖』第五帖と物語との関連 |
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第三章 玉鬘の美の表象 |
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一 「葎」と「玉かづら」の歌題の連接 二 「撫子」と「山吹」の歌題の連接 三 真木柱巻への着目 四 冷泉帝の「言種」の特色 五 「赤裳垂れ引き」の表現について 六 「裳」の歌題への着目 七 玉鬘と山吹との照応 八 「立ちて思ひ…」の引歌の方法 九 「春の野に…」の引歌の方法 一〇 「くちなし」の歌題への着目 一一 山吹のイメージの再現 一二 『古今六帖』と物語との関係 |
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第四章 「東路の道の果てなる…」の引歌に関して |
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一 藤袴巻の玉鬘求婚譚 二 「『道の果てなる』とかや」の主体について 三 藤袴巻の「東路の…」の引歌の意義 四 夕霧と柏木との照応 五 竹河巻の「東路の…」の引歌の意義 六 「帯」の歌について 七 引歌への着目から窺えること |
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第五章 『河海抄』に引用された『古今六帖』の歌の様相 |
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一 『河海抄』の『古今六帖』引用への着目 二 『河海抄』所引の『古今六帖』本文と現存『古今六帖』本文との対照表 三 『河海抄』の『古今六帖』出典注記 四 『河海抄』所引の『古今六帖』本文と現存『古今六帖』本文との相関 五 『河海抄』所引の『古今六帖』の歌の作者名表記 六 『河海抄』所引の『古今六帖』本文の様相 七 『古今六帖』現存本の様相の一端 |
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第六章 人物の古歌の利用と出典との関係 |
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一 さほど高貴でない人物の利用する古歌の出典一覧 二 「雨夜の品定め」における古歌の利用 三 人物の身分と古歌の出典との相関 四 女性に対する源氏の古歌の利用 五 『古今六帖』の歌題第一首目の歌について 六 人物の古歌の利用から窺えること |
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第七章 引歌の季節と連鎖をめぐって |
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一 物語場面と引歌の季節との不一致 二 桐壺巻<野分の段>への着目 三 秋の場面における春の歌の引用例一覧 四 秋の場面における春の歌の引用例の検討 五 <野分の段>の「とふ人も…」の引歌の意義 六 「木の間より…」の引歌の意義 七 柏木物語にみえる引歌の反復 八 夕霧の弔問場面の引歌について |