タイトルコード |
1000100506147 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
表象としての皇族 |
書名ヨミ |
ヒョウショウ ト シテ ノ コウゾク |
|
メディアにみる地域社会の皇室像 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
茂木 謙之介/著
|
著者名ヨミ |
モテギ ケンノスケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
|
出版年月 |
2017.6 |
本体価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-642-03867-6 |
ISBN |
4-642-03867-6 |
数量 |
10,306,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
288.44
|
件名 |
皇族
|
内容紹介 |
戦前から戦後にかけて、中央・地方の諸メディアに描き出された、昭和天皇の弟宮たちの像を、様々な視覚から分析。天皇の代理/国民の代表という両義性を有した皇族像が、天皇制システムの維持に果たした役割を追究する。 |
著者紹介 |
1985年埼玉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。独立行政法人日本学術振興会特別研究員、東京電機大学・東北工業大学等非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 皇族表象研究という視座 |
|
第一部 <現人神>と国民のはざま |
|
第一章 利用・崇敬・規制 |
|
はじめに 一 皇族表象の<利用>と規制 二 崇敬される皇族と宮内省 三 <天皇-国民>の戦略 おわりに |
|
第二章 新聞メディアの中の皇族たち |
|
はじめに 一 『東京朝日新聞』『朝日新聞』における皇族表象の分類 二 アジア太平洋戦争期における皇族図像の検討 おわりに |
|
第三章 皇族図像の変遷過程 |
|
はじめに 一 大正末から昭和戦前期の皇族関連記事 二 戦中期の皇族関連記事 おわりに |
|
第四章 「御成」報道の文法 |
|
はじめに 一 <聖なる皇族>の来臨 二 学芸の奨励と栄誉の付与 三 権威性と平民性 四 軍事色の前景化 五 無言の軍事演習 おわりに |
|
第五章 津軽の秩父宮 |
|
はじめに 一 秩父宮イメージの形成と期待のモード 二 秩父宮イメージの具体化と領有 三 秩父宮イメージの残存と「歴史」の書き換え おわりに |
|
第二部 象徴天皇(制)と変わらざる余白 |
|
第一章 自己表象の戦略性 |
|
はじめに 一 「ジャーナリズム」批判と「民主的」言説の位相 二 メディアの<欲望>を受け止める皇室の「広告塔」 三 「スポーツ」の意味と戦前期の表象 おわりに |
|
第二章 戦後新聞メディアにおける残存 |
|
はじめに 一 政治に関わるもの(内政・外交) 二 軍事に関わるもの 三 文化的主体としてのもの(スポーツ・学問・芸術) 四 社会事業・福祉事業・産業振興に関わるもの(社会福祉・産業振興) 五 宮中の存在としてのもの(<家族>像・儀礼) 六 イベントに関わるもの 七 <人間>像 おわりに |
|
第三章 グラフ誌における連続性 |
|
はじめに 一 脱軍事化と「民主」化 二 再「スター」化 おわりに |
|
第四章 戦後「御成」報道のレトリック |
|
はじめに 一 慰問のディスクール 二 両義的様相の連続性 三 要請への応答 四 <救済>の物語 五 スポーツとレクリエーション 六 平板化した枠組み おわりに |
|
第五章 残響する記憶 |
|
はじめに 一 死を受け止める 二 訪問を受け入れる 三 記念碑を掘り起こす おわりに |
|
終章 表象としての皇族 |