タイトルコード |
1000100543175 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
国宝の政治史 |
書名ヨミ |
コクホウ ノ セイジシ |
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「中国」の故宮とパンダ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
家永 真幸/著
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著者名ヨミ |
イエナガ マサキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2017.8 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-13-026156-2 |
ISBN |
4-13-026156-2 |
数量 |
9,310,27p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
709.22
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件名 |
文化政策-歴史
文化財-中国
文化財-台湾
中国-対外関係-台湾-歴史
パンダ
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注記 |
文献:巻末p7〜27 |
内容紹介 |
近代国家「中国」が、どのようにして故宮とパンダを国宝と呼ばれるようにしたのか。その歴史的変遷を考察し、近代国家の「領土」や「国民」の境界線が、いかに固定化され、維持されているのかを解明する。 |
著者紹介 |
1981年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。東京医科歯科大学教養部第二外国語分野准教授。博士(学術)。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 問題はどこにあるのか 2 本書の目的と意義 3 どのような視点で分析するのか 4 本書の構成 |
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Ⅰ 中国の近代国家建設と国宝形成 |
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第1章 ミュージアム概念の受容-清末中国における「博物館」(一八四〇年代-一九〇〇年代) |
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1 「博物館」という語の登場 2 外来文化としての「ミュージアム」 3 清末の博物館創設事業 |
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第2章 「保護」の思想と歴史の継承-清朝皇室コレクションの「博物館」化(一九〇〇年代-一九二八) |
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1 清末期の文物「保護」 2 北京政府期の清朝皇室コレクション 3 「故宮博物院」の成立 |
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第3章 文物の移動と「国宝」化-南京国民政府による接収と「故宮文物」形成(一九二八-一九四九) |
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1 故宮博物院の接収と文物選別 2 海外出展と「国宝」化 3 故宮文物の台湾移転 4 毛公鼎の接収-中央博物院との合流 |
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第4章 近代的シンボルの創出-南京国民政府期における「パンダ外交」の形成(一九二八-一九四九) |
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1 海外発のパンダ・ブーム 2 無関心から禁猟へ 3 国際宣伝戦とパンダ 4 「パンダ外交」のルーチン化 |
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Ⅱ 分断国家の国宝をめぐる中台関係の展開 |
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第5章 国際冷戦体制下の文化内戦-故宮文物をめぐる国共対立の展開(一九四九-一九七二) |
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1 台中における保管 2 中国共産党による北京故宮の接収 3 分断国家問題の「文化内戦」化 4 故宮文物の海外出展に込められた期待 5 「台北故宮」の成立 |
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第6章 文化内戦の脱冷戦化と国際レジーム化-中華人民共和国による「パンダ外交」の継承(一九四九-二〇一一) |
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1 首都北京におけるパンダの飼育・展示 2 国際冷戦下のパンダ外交 3 対日パンダ外交 4 パンダの新たな政治的地位 |
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第7章 分断の解消、肯定、迂回をめぐる力学-「台湾化する台湾」における中国国宝問題(一九七二-二〇一六) |
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1 台湾の政治変動と故宮博物院 2 台湾に対するパンダ「贈呈」 3 「分断」故宮の現況 |
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終章 |
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1 故宮文物とパンダの国宝化過程の共通点 2 「国境の存否」を政治問題化し続ける「国宝の移動」 3 複数の「国宝」観を並存させる政治 4 国宝を国宝たらしめてきた政治力学 |