タイトルコード |
1000100572747 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
アドルノの芸術哲学 |
書名ヨミ |
アドルノ ノ ゲイジュツ テツガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
上野 仁/著
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著者名ヨミ |
ウエノ ジン |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2017.11 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-7710-2940-8 |
ISBN |
4-7710-2940-8 |
数量 |
7,237p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
761.1
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件名 |
音楽美学
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個人件名 |
Adorno Theodor Wiesengrund |
内容紹介 |
なぜわれわれには知性が必要とされるのだろうか。芸術・音楽・知性がもたらす生のあり方とは。現代哲学の巨頭アドルノの哲学全体を芸術の観点から再構成し、そこに秘められたユートピアを音楽作品の分析を通じ実証する。 |
著者紹介 |
1975年熊本県生まれ。広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。博士(学術)。同大学客員講師。専攻は近現代ドイツ哲学、音楽学、美学。 |
目次タイトル |
序章 なぜ芸術の哲学なのか |
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第一章 非同一的なものとしての芸術 |
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第一節 思考の同一性、芸術の同一性 第二節 非同一的なものとは? 第三節 個別の事柄への沈潜 第四節 崩壊の歴史としての「アレゴリー」 第五節 なぜ歴史は受難史なのか 第六節 感性的認識としての「屍体」 第七節 アレゴリーとしての晩年の響き 第八節 晩年の弦楽四重奏 第九節 救済としての死の形象 第十節 美を越えて |
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第二章 「崇高」と両義性 |
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第一節 カント美学から 第二節 崇高の力学変換 第三節 自然と芸術 第四節 不協和音と崇高 第五節 両義性 |
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第三章 アドルノの音楽教育理念 |
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第一節 「音楽教育によせて」 第二節 「音楽のことば」への耳の開き 第三節 弱体化した主体 第四節 青年運動のイデオロギー 第五節 集団の夢 第六節 批判の先へ |
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第四章 アドルノ美学の萌芽としての「シューベルト」 |
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第一節 シューベルトと涙 第二節 ベートーヴェンとの対峙 第三節 形式 第四節 主題 第五節 詩と和声 第六節 和解の暗号 |
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第五章 「瞬断された現在への高まり」としての音楽 |
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第一節 空白の<わたし> 第二節 音楽における「大いなる瞬間」との出会い 第三節 少年としてのブロッホとアドルノ 第四節 世界の呪縛 第五節 師ベルク 第六節 矛盾、生成と解体 第七節 ミメーシスと「幸福の約束」 |
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第六章 G・リゲティとアドルノ美学 |
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第一節 記号論を手掛かりとしたリゲティの「外部性」 第二節 リゲティ音楽の時空論 第三節 リゲティにおけるアドルノ美学の位置 |
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終章 世界参与としての音楽 |
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第一節 モダニズム音楽とスタイル 第二節 『ソナタとインターリュード』 第三節 構造、音、空虚さ 第四節 日常の「他性」を聴く 第五節 Who is Cage? |