タイトルコード |
1000100584095 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本における近代「言語学」成立事情 1 |
巻次(漢字) |
1 |
書名ヨミ |
ニホン ニ オケル キンダイ ゲンゴガク セイリツ ジジョウ |
各巻書名 |
藤岡勝二の言語思想を中心として |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
柿木 重宜/著
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著者名ヨミ |
カキギ シゲタカ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ナカニシヤ出版
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出版年月 |
2017.12 |
本体価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-7795-1227-8 |
ISBN |
4-7795-1227-8 |
数量 |
4,167p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
801.02
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件名 |
言語学-歴史
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注記 |
文献:p161〜164 |
内容紹介 |
「言語学」という学問分野が誕生しようとする黎明期に、どのような研究者がこの学問分野の創設に関わり、尽力したのか。言語学者・藤岡勝二の言語思想に着目して、近代の「言語学」の成立事情を明らかにする。 |
目次タイトル |
1章 藤岡勝二の言語思想と『言語學雑誌』について |
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1.1 藤岡勝二の研究テーマとその業績 1.2 『言語學雑誌』について 1.3 『言語學雑誌』にみられる藤岡勝二の言説について |
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2章 『新縣居雑記』からみる藤岡勝二の果した役割 |
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2.1 『新縣居雑記』とは 2.2 『新縣居雑記』にみられる藤岡勝二と関連する人物の記録 2.3 言語学会における特別会員について 2.4 八杉貞利の記録と言語学に関わる重要事項 |
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3章 黎明期における近代「言語学」の研究分野について |
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3.1 言語学の研究分野について-とりわけ「社会言語学」の成立を巡って- 3.2 近代言語思想に対する藤岡勝二の認識 |
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4章 藤岡勝二著『國語研究法』にみられる言語学の専門用語について |
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4.1 『國語研究法』の中の言語学者の表記について 4.2 『國語研究法』の中の言語学用語(孤立語・膠着語・屈折語) 4.3 『國語研究法』と『國語法教科書』との比較-「国語学」と「言語学」の分離 4.4 藤岡勝二の方言観とローマ字化運動の理論と実践 |
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5章 近代「言語学」における「語源学」について |
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5.1 「語源学」とは何か-潮流と学問的意義 5.2 比較言語学からの脱却-類型学的方法論への理論的展開 5.3 近代「言語学」史における藤岡勝二の論文の位置づけ 5.4 日本語系統論における藤岡勝二の「日本語の位置」の再検証 |
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6章 近代「言語学」の研究対象になった言語-アルタイ諸語 |
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6.1 アルタイ諸語かアルタイ語族か-とりわけ数詞と語順をめぐって 6.2 「語族」という概念と今後の系統論研究の可能性 6.3 アルタイ諸語における文献研究の重要性-藤岡勝二の残した資料の意味 |
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7章 近代「言語学」と藤岡勝二の言語観 |
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7.1 藤岡勝二の言語理論と音声中心主義 7.2 国語国字間題(ローマ字化運動の理論と実践)について-理想的な文字とは何か- 7.3 「棒引き仮名遣い」の変遷 |
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8章 藤岡勝二の言語思想と人物に対する評価 |
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8.1 藤岡勝二に対する同時代の研究者の評価 8.2 藤岡勝二の現代の研究者の評価 |