タイトルコード |
1000100599323 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<移動社会>のなかのイスラーム |
書名ヨミ |
イドウ シャカイ ノ ナカ ノ イスラーム |
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モロッコのベルベル系商業民の生活と信仰をめぐる人類学 |
叢書名 |
地域研究ライブラリ
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叢書番号 |
2 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
齋藤 剛/著
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著者名ヨミ |
サイトウ ツヨシ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
昭和堂
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出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-8122-1709-2 |
ISBN |
4-8122-1709-2 |
数量 |
330,21p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
382.434
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件名 |
ベルベル
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注記 |
文献:巻末p8〜21 |
内容紹介 |
厳格な一神教として知られるイスラームだが、実際の宗教生活には多様な信仰のあり方が認められる。聖者信仰と呼ばれる信仰現象の考察を糸口として、庶民の生活に息づくイスラームの豊かな世界の一端を明らかにする。 |
著者紹介 |
神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。専門は社会人類学。 |
目次タイトル |
序章 移動とイスラームへの視座 |
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はじめに 第一節 <移動社会>という問題設定 第二節 モロッコにおける人の移動のダイナミズム 第三節 イスラームのとらえ方 第四節 本書の構成 |
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第一章 生活からの聖者信仰への視座 |
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はじめに 第一節 民衆イスラーム論の再検討 第二節 廟参詣再考 第三節 信仰生活の全体図の中の聖者 おわりに |
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第二章 ベルベル人と民族的差異 |
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はじめに 第一節 ベルベルとアラブ 第二節 フランスによる植民地支配と民族政策 第三節 国家統合とアマズィグ運動 第四節 アマズィグ運動と住民の乖離 おわりに |
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第三章 情報と人的ネットワークの結節点としての故郷 |
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はじめに 第一節 属地的発想と部族論の連動をめぐって 第二節 部族、出稼ぎ、故郷 第三節 故郷と都市をつなぐマドラサ復興 第四節 情報とネットワークの結節点としての故郷 おわりに |
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第四章 シュルーフの商いと社会関係構築の諸相 |
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はじめに 第一節 シュルーフの都市生活と商業 第二節 商店の多様化と競合 第三節 商業における人と情報 第四節 社会関係構築の論理 第五節 アイデンティティ複合論の批判的検討 おわりに |
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第五章 「大聖者」ベン・ヤアコーブの末裔とスース地方東部社会の紐帯 |
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はじめに 第一節 ムフタール・スースィーと『蜜の書』 第二節 「大聖者」スィディ・ムハンマド・ベン・ヤアコーブ 第三節 スィディ・ムハンマド・ベン・ヤアコーブと他の「大聖者」との関係 第四節 ヤアコービイーンの諸相 第五節 ヤアコービイーンの社会関係 おわりに |
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第六章 モロッコ南部山岳地帯における部族民と聖者祭・廟参詣 |
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はじめに 第一節 参詣の旅 第二節 廟と聖者祭 第三節 聖者と参詣者 第四節 アンムッガルにみる部族民と聖者の多様なかかわり 第五節 参詣を問い直す おわりに |
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第七章 聖者信仰の本質化を超えて |
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はじめに 第一節 フキーよる治療 第二節 聖者信仰の忌避が呼び戻す聖者信仰 おわりに |
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終章 聖者信仰を広げる世界、聖者信仰が開く世界 |
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第一節 民衆イスラーム論再考 第二節 境界的思考と民族 第三節 故郷と都市を跨ぐネットワーク 第四節 社会関係の構築とアイデンティティ複合論をめぐって 第五節 故郷における聖者信仰 第六節 聖者信仰をとらえ直す |