タイトルコード |
1000100599541 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
風土記説話の表現世界 |
書名ヨミ |
フドキ セツワ ノ ヒョウゲン セカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
谷口 雅博/著
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著者名ヨミ |
タニグチ マサヒロ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
笠間書院
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出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-305-70890-8 |
ISBN |
4-305-70890-8 |
数量 |
9,291,8p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.2
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件名 |
風土記
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内容紹介 |
常陸・出雲・豊後・肥前・播磨国の風土記を対象に、文学テキストとして神話・説話を検討。構成や配列意識も含め、文学作品としての意義・価値を位置づけ、風土記作品論のあらたな可能性を切り拓く。 |
著者紹介 |
1960年北海道生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期所定単位修得退学。博士(文学)取得(國學院大學)。同大學文学部准教授。著書に「古事記の表現と文脈」など。 |
目次タイトル |
序章 風土記の成立と性質 |
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一 風土記撰進の官命と各国風土記の記事内容 二 風土記を読むということ 三 本書の概略 |
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第一部 風土記の異伝 |
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第一章 『常陸国風土記』国号起源説話考 |
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はじめに 一 異説並記・茨城郡名の場合 二 異説並記・角折浜の場合 三 国名起源譚 おわりに |
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第二章 『播磨国風土記』「一云」「一家云」の用法 |
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はじめに 一 「一云」と旧地名 二 異説配列の意識 三 異説並記の意義 おわりに |
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第三章 『肥前国風土記』佐嘉郡郡名起源説話の特質 |
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はじめに 一 『肥前国風土記』の「一云」 二 佐嘉郡郡名起源後半部の考察 三 佐嘉郡郡名起源前半部の考察 四 地名由来の重層性 おわりに |
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第二部 風土記の作品世界 |
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第四章 『常陸国風土記』「風俗諺」の記載意義 |
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はじめに 一 「諺」の範囲 二 『常陸国風土記』中の「諺」 三 国名起源譚の特異性 四 本文と注記との関係 五 古老伝承と「俗」詞章との対応 おわりに |
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第五章 『常陸国風土記』倭武天皇の時代認識 |
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はじめに 一 時代と人物との対応 二 「古」「昔」の時代と天皇の時代 三 征討の時代から巡行の時代へ 四 倭武天皇の問題 おわりに |
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第六章 『常陸国風土記』多珂郡「サチ争い」説話の意義 |
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はじめに 一 記事内容の検討(1)狩への誘い 二 記事内容の検討(2)狩猟の失敗 三 橘皇后と常世国 四 記事配列の意識 おわりに |
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第七章 『出雲国風土記』「古老伝云」の内と外 |
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はじめに 一 『出雲国風土記』の「古老」 二 大原郡における古老系と非古老系 三 来次郷-八十神と青垣山- おわりに |
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第八章 『出雲国風土記』郡郷名の表記意識 |
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はじめに 一 好字と起源説明記事 二 改字の実態 三 改字の二重性 四 好字の意味内容 五 地名起源記事と地名表記との関わり おわりに |
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第九章 『出雲国風土記』地名起源記事の文体 |
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はじめに 一 「神坐型」 二 「神詔型」 三 <秋鹿郡>郡名起源と郷名起源 おわりに |
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第三部 風土記神話の文学性 |
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第十章 風土記の異類婚 |
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はじめに 一 風土記の異類婚の特質 二 『常陸国風土記』の蛇神祭祀 三 ヌカビコ・ヌカビメ おわりに |
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第十一章 『常陸国風土記』香島郡「事向」の文脈 |
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はじめに 一 『古事記』の「言向(言趣)」 二 『常陸国風土記』香島郡前半部の分析 三 『常陸国風土記』香島郡後半部の分析 おわりに |
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第十二章 『出雲国風土記』の「御祖命」 |
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はじめに 一 「大神」と「御祖命」 二 『古事記』の「御祖(命)」 三 『出雲国風土記』の「御祖」 おわりに |
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第十三章 『播磨国風土記』の天日槍命と葦原志許乎命 |
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はじめに 一 『日本書紀』の天日槍 二 『播磨国風土記』の天日槍命 三 葦原志許乎命登場の所以 おわりに |
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第十四章 『肥前国風土記』弟日姫子説話考 |
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はじめに 一 問題の所在 二 狭手彦と弟日姫子 三 神人の歌の持つ意味 四 風土記的始祖伝説 五 異類婚姻譚と歌 おわりに |
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終章 風土記の装いと記事配列意識 |