タイトルコード |
1000100600115 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
文化財/文化遺産としての民俗芸能 |
書名ヨミ |
ブンカザイ ブンカ イサン ト シテ ノ ミンゾク ゲイノウ |
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無形文化遺産時代の研究と保護 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
俵木 悟/著
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著者名ヨミ |
ヒョウキ サトル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勉誠出版
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出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-585-20063-5 |
ISBN |
4-585-20063-5 |
数量 |
6,305,7p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
386.81
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件名 |
郷土芸能
文化財保護
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注記 |
文献:p288〜300 |
内容紹介 |
形が無く、かつ人々の生活に埋め込まれ、今なお変わり続けている祭りや民俗芸能などは、いかにして文化財/文化遺産となるのか。周縁的・境界的な存在である民俗芸能を題材に、無形文化の保護の意義と研究の課題を考える。 |
著者紹介 |
成城大学文芸学部文化史学科准教授。専門は民俗学、文化人類学、特に芸能伝承、無形文化遺産保護制度の研究。共編著に「民俗学事典」「民俗小事典神事と芸能」など。 |
目次タイトル |
序章 「文化財」「文化遺産」と民俗芸能 |
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一 周縁的かつ境界的な文化財としての民俗芸能 二 民俗芸能と文化財保護政策の捻れた関係 三 各章の内容について |
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第一部 文化財化する民俗芸能 |
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第一章 文化財としての民俗芸能 |
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一 一九五〇(昭和二五)年文化財保護法制定 二 一九五四(昭和二九)年文化財保護法改正 三 昭和四〇年代文化財保護法改正の要求 四 一九七五(昭和五〇)年文化財保護法改正 |
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第二章 無形文化財としての民俗芸能 |
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一 昭和三〇〜四〇年代の再検証 二 文化財としての民俗芸能の価値認識 三 背景としての「民俗芸術」以後 |
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第三章 民俗芸能の変化についての考察 |
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一 文化財としての民俗芸能の変化 二 前提としての一時性 三 「生活環境的変容」と「芸術的変容」 四 変化が現れるところ 五 変化の動因 六 変化に抗するメカニズム 七 何が変化するのか/しないのか |
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第二部 無形民俗文化財の伝承・記録・活用 |
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第四章 民俗芸能の伝承組織についての試論 |
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一 「保存会」誕生の歴史的経緯 二 民俗芸能の保存会の諸相 三 考察 |
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第五章 無形の民俗文化財の映像記録作成への提言 |
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一 無形の民俗文化財保護における記録作成の重要性 二 映像記録作成の基本的な考え方 三 映像記録作成の準備と事前調査 四 撮影・編集における心がけ 五 保存・管理・活用の意識を高める 六 保存・管理・活用のために必要なこと 七 アーカイブの必要性 八 著作権・著作隣接権への配慮 九 将来に開かれた管理のために |
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第六章 無形民俗文化財の映像記録の有効活用のために |
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一 無形民俗文化財の映像記録事業 二 映像記録の課題とその克服 |
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第七章 文化財/文化遺産をめぐる重層的な関係と、民俗学の可能性 |
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一 行政を働かせる可能性 二 <伝統文化>の幻想と実際 |
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第三部 無形文化遺産とフォークロア |
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第八章 フォークロアから無形文化遺産へ |
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一 フォークロアの保護という未発の課題(一九七〇年代) 二 フォークロアと非物質遺産(一九八〇年代) 三 無形文化遺産というパラダイム・シフト(一九九〇年代) 四 「傑作」の宣言から条約へ 五 条約の運用をめぐる紆余曲折 |
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第九章 「フォークロア」は誰のもの? |
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一 「フォークロア」とは何か 二 フォークロアの権利保護への国際的な取り組み 三 日本の対応 四 国内における事例 五 問題点と民俗学(者)の関わり |
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第一〇章 民俗芸能研究のフロンティアとしての無形文化遺産 |
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一 変化 二 当事者性 三 管理 |