タイトルコード |
1000100609988 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
飛鳥藤原京の山河意匠 |
書名ヨミ |
アスカ フジワラキョウ ノ サンガ イショウ |
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地形幾何学の視点 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
木庭 元晴/著
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著者名ヨミ |
コバ モトハル |
出版地 |
吹田 |
出版者 |
関西大学出版部
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出版年月 |
2018.3 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-87354-677-3 |
ISBN |
4-87354-677-3 |
数量 |
3,241p |
大きさ |
26cm |
分類記号 |
210.34
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件名 |
藤原京
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内容紹介 |
飛鳥時代の仏塔や天文台そして藤原宮は、推古期に設置された天の北極(真北)軸や大和三山の太極(垂心)に精緻に配置されていた-。これまで触れられなかった歴史的事実を、精緻な地形情報と考古遺跡の分布から明らかにする。 |
著者紹介 |
東北大学大学院理学研究科博士課程後期課程(地理学専攻)修了。関西大学教授。理学博士(東北大学)。 |
目次タイトル |
第Ⅰ章 最近公開されたGISデータベース情報を使って得られた飛鳥及びその周辺の古代〜更新世末期の自然環境 |
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はじめに 1.二上山以北周辺の花崗閃緑岩などと中新世火山岩 2.大和三山と低位段丘礫層の侵食基準面 3.飛鳥川の河川争奪現象の発生とその時期 4.飛鳥とタタラ製鉄 おわりに COLUMN 下ツ道基軸説への懐疑 COLUMN 飛鳥後背の岩盤崩壊と大和古道 |
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第Ⅱ章 飛鳥時代推古朝による天の北極及び暦数の獲得 |
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はじめに 1.推古期による天体観測の開始 2.『周髀算経』に基づく観測実態の復元 おわりに COLUMN 飛鳥の谷からの天の北極の随時把握 |
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第Ⅲ章 天香具山山頂を通過する天の北極軸を基軸とする古代飛鳥寺域と水落遺跡の飛鳥川争奪前後の占地 |
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はじめに 1.水落遺跡区画のGrassGISへの取り込み 2.水落遺跡の位置選定 3.東山漏刻用水池の提案 4.飛鳥川河岸段丘からの争奪過程の復元 5.飛鳥川争奪による古代飛鳥寺と水落遺跡の占地 おわりに COLUMN 争奪過程で生まれた飛鳥川線状谷の河岸段丘形成年代 |
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第Ⅳ章 飛鳥時代の水落天文台遺跡から観測された天球 |
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はじめに 1.基壇中央の位置と海抜高度 2.水落遺跡からのスカイラインの復元 3.水落遺跡から観察可能な天球 4.斉明六年の二十八宿の観測環境 おわりに |
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第Ⅴ章 飛鳥時代斉明期の高取川見瀬付け替え |
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はじめに 1.西流する古飛鳥川とその後の元飛島川による争奪 2.見瀬付け替え前の元高取川の谷筋 3.見瀬付け替えと丸山古墳の損壊 4.丸山古墳の構遣と造営時期 5.益田池と条里の成立 6.見瀬開削部周辺の空中写真判読による谷底区分 7.明日香村平田の梅山古墳南縁侵食と埋没谷の成因 8.水運のための見瀬開削 おわりに |
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第Ⅵ章 藤原宮の占地根拠となる大和三山の太極の発見,そして飛鳥京の寺院等遺跡から得られた太極由来の中ツ道軸と天香具山軸との共存 |
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はじめに 1.「御井の歌」に詠まれた山見と大和三山 2.飛鳥の谷の天香具山軸から中ツ道軸への転換 おわりに COLUMN 推古期の垂心の幾何学 COLUMN 飛鳥寺域東斜辺から唐尺を使って推古期の天香具山軸および甘樫丘軸を捉える |