タイトルコード |
1000100257989 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中東秩序をめぐる現代トルコ外交 |
書名ヨミ |
チュウトウ チツジョ オ メグル ゲンダイ トルコ ガイコウ |
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平和と安定の模索 |
叢書名 |
MINERVA人文・社会科学叢書
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叢書番号 |
204 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
今井 宏平/著
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著者名ヨミ |
イマイ コウヘイ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2015.2 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-623-07300-9 |
ISBN |
4-623-07300-9 |
数量 |
9,385p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.274027
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件名 |
トルコ-対外関係-アラブ諸国
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注記 |
文献:p317〜362 関連年表:p369〜370 |
内容紹介 |
ポスト冷戦期におけるトルコの中東地域に対する外交を国際関係論の構造的リアリズムとリベラリズムの枠組みを用いて検証。トルコ外交による地域秩序安定化の構造を明らかにする。 |
著者紹介 |
1981年長野県生まれ。中東工科大学(トルコ)国際関係学部博士課程修了。Ph.D.(International Relations)。日本学術振興会特別研究員PD。 |
目次タイトル |
序章 冷戦後のトルコ外交と中東 |
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1 中東への関与を強めるトルコ 2 本書の主題と目的 3 トルコの中東外交に関する先行研究 4 国際関係論と地域研究の交差 5 本書の構成 |
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第Ⅰ部 危機に際してのトルコ外交 |
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第1章 構造的リアリズムとリベラリズムの分析アプローチ |
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はじめに 1 構造的リアリズムの因果関係と国家行動分析 2 リベラリズムの因果関係と国家行動分析 おわりに |
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第2章 湾岸危機をめぐるトルコ外交 |
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はじめに 1 冷戦終結による極性の変化とトルコの位置付け 2 湾岸危機に対するトルコの対応 3 アメリカへの「バンドワゴニング」の誤算 4 湾岸危機におけるトルコの対応の評価 おわりに |
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第3章 イラク戦争をめぐるトルコ外交 |
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はじめに 1 イラク戦争に対するトルコの対応 2 イラク戦争後の北イラク情勢 3 イラク戦争におけるトルコの対応の評価 おわりに |
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第4章 シリア内戦をめぐるトルコ外交 |
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はじめに 1 シリア内戦に対するトルコの間接的な関与 2 シリア内戦に対するトルコの直接的な関与 3 アメリカとの関係強化 4 シリア内戦におけるトルコの対応の評価 おわりに |
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第Ⅱ部 トルコ外交の新しいアイディアと内政の状況 |
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第5章 90年代の地域中心主義外交 |
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はじめに 1 物理的環境とその変化 2 伝統的な外交アイディア 3 オザルの機能主義外交 4 エルバカンのイスラーム共同体設立構想 5 ジェムの機能主義外交 おわりに |
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第6章 公正発展党の外交アイデンティティの形成 |
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はじめに 1 1997年2月28日キャンペーンの経験 2 トルコのEU加盟交渉 3 トルコ型民主主義の概要 4 グランド・ストラテジーとしての「ダーヴトオール・ドクトリン」 5 「新オスマン主義」概念の登場 おわりに |
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第7章 公正発展党の外交と内政のリンケージ |
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はじめに 1 公正発展党と3回の総選挙 2 軍部の影響力低下 おわりに |
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第Ⅲ部 公正発展党の外交戦略 |
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第8章 公正発展党の貿易国家化と機能主義 |
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はじめに 1 貿易国家化するトルコ 2 文明間の同盟におけるトルコの活動 3 イラク周辺国会議におけるトルコの活動 4 その他の機能主義外交・提携外交 おわりに |
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第9章 公正発展党の調停・仲介外交 |
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はじめに 1 トルコの第2次レバノン紛争に対する調停 2 トルコのイスラエルとシリアに対する仲介 3 トルコのイラン核開発に関する仲介 おわりに |
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第10章 公正発展党のデモンストレーション外交 |
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はじめに 1 拡大中東・北アフリカ・イニシアティヴ 2 「アラブの春」と「トルコ・モデル」 3 イスラエルとの関係 4 クルド人との和解に向けた試み おわりに |
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終章 トルコの中東外交の盛衰 |
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1 トルコの中東政策 2 トルコ外交の分析枠組み |