タイトルコード |
1000100662749 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
文体のポリティクス |
書名ヨミ |
ブンタイ ノ ポリティクス |
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ウォルター・ペイターの闘争とその戦略 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
野末 紀之/著
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著者名ヨミ |
ノズエ ノリユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
論創社
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-8460-1661-6 |
ISBN |
4-8460-1661-6 |
数量 |
297p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
930.268
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個人件名 |
Pater Walter Horatio |
注記 |
文献:p280〜289 |
内容紹介 |
代表作「ルネサンス」刊行後、保守派からさまざまな批判を受けたペイターは、それに呼応するかのように独自の文体観を展開し先鋭化していく。文体とそれに直結する問題をめぐるペイターの闘争とその戦略を明らかにする。 |
著者紹介 |
1958年生まれ。京都大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。博士(文学)。大阪市立大学大学院文学研究科教授。専門は19世紀後半のイギリス文化・文学、表象文化論。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一章 闘争の場-保守派による批判 |
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(一)ロバート・ブキャナンとその「後継者」たち (二)ウィリアム・ジョン・コータプによるペイター批判 (三)共鳴者たちの保守派的見解-ジョン・モーリーとジョージ・セインツベリー |
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第二章 大学内部からの戯画と批判 |
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(一)ローズ氏のジェンダーとセクシュアリティ-W・H・マロックの『新しい国家』 (二)エドワード・クラクロフト・ルフロイによる批判 |
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第三章 ペイターの闘争と戦略 |
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(一)「ワーズワース論」(一八七四)-少数者へのメッセージ (二)「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ論」(一八八三)-闘争の本格化 (三)「ユーフュイズム」(一八八五)-挑発的横領 (四)「文体論」(一八八八)-学問的闘争 |
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第四章 「結語」から『享楽主義者マリウス』へ-文体の戦略 |
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第五章 「家のなかの子」(一八七八)-社会的自己像の修正 |
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第六章 共感、論理、自制-後期ペイターにおける「男性性」の再規定 |
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第七章 文体家の変貌 |
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(一)フレイヴィアンの生と死 (二)「イギリスの詩人」の主人公と『ガストン・ド・ラトゥール』のロンサール |
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第八章 「エメラルド・アスウォート」(一八九二)-「非国民」の問い |
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補遺一 「文体論」再考-闘争の深層 |
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補遺二 「ジョルジョーネ派」の批評言語 |