タイトルコード |
1000100663351 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
神戸闇市からの復興 |
書名ヨミ |
コウベ ヤミイチ カラ ノ フッコウ |
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占領下にせめぎあう都市空間 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
村上 しほり/著
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著者名ヨミ |
ムラカミ シホリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-7664-2566-6 |
ISBN |
4-7664-2566-6 |
数量 |
347,32p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
216.4
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件名 |
神戸市-歴史
神戸市-商業-歴史
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注記 |
文献:巻末p17〜25 |
内容紹介 |
「日本一の大闇市場」とも称された神戸三宮の闇市。戦災復興の原点となった闇市の発生から衰退までの軌跡を辿り、そこから新たな商業空間が根付き、また展開していく過程を、多角的な調査と資料で生き生きと描き出す。 |
著者紹介 |
1987年生まれ。神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間表現専攻博士後期課程修了。博士(学術)。同大学大学院人間発達環境学研究科研究員。都市史・建築史。 |
目次タイトル |
序章 海港都市・神戸をめぐるせめぎあい |
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一 闇市と占領 二 占領下神戸の解し方 三 本書の構成 |
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第一部 戦災と占領 |
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第一章 海港都市の近代化 |
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一 近代三宮における都市空間形成 二 近代湊川新開地における都市空間形成 三 一九三〇年代日本の観光事業機構 四 観光資源としての娯楽・慰楽機関 |
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第二章 戦災と復興の初動 |
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一 神戸市の空襲被害と都市復興の初動 二 一九四五年秋の食糧難 |
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第三章 GHQによる神戸の占領政策 |
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一 GHQによるメディア検閲体制 二 『神戸新聞』報道にみるGHQの空間的表象 三 「接収」をめぐる「進駐軍」と民衆 四 「娯楽施設」をめぐる「進駐軍」と民衆 五 「街路」をめぐる「進駐軍」と民衆 |
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第二部 GHQ占領下の闇市 |
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第四章 闇市の生成と変容 |
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一 新聞記事にみる三宮における闇市の生成と変容 二 三宮自由市場の変容 三 湊川新開地における闇市の生成と変容 四 興行街・娯楽地としての湊川新開地の再興 五 湊川新開地の復興とテキヤ社会 |
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第五章 記録・表象にみる闇市 |
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一 『神戸新聞』における闇市呼称の変遷 二 図像・映像資料にみる焼け跡の神戸 三 神戸の闇市における経験 四 「闇」と警察の関係性 |
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第三部 闇市からの復興 |
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第六章 在日朝鮮人のサバイバル |
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一 在日朝鮮人の生活基盤の構築と展開 二 三宮国際マーケットの形成経緯 三 三宮自由市場の移転と朝鮮人自由商人連合会 四 変わりゆく三宮国際マーケット 五 三宮東地区における土地所有の推移 |
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第七章 雑業者の台所 |
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一 三宮ジャンジャン市場の営業形態と客層 二 阪急三宮駅南側における土地所有の推移 三 変わりゆく三宮ジャンジャン市場 四 三宮ジャンジャン市場から市心駅前へ 五 戦後都市雑業層の生活基盤の構築と展開 |
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第八章 轟音直下のマーケット |
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一 三宮高架商店街の定着過程 二 飲食営業緊急措置令と露店飲食営業の転業 三 元町高架通商店街の定着過程 四 元町高架通商店街の盛衰 五 阪神・淡路大震災の影響とそれから |
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第九章 引揚者の拠り所 |
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一 湊川公園商店街の開業経緯 二 一九五〇年神戸博開催と立退き問題 三 神戸博開催後の再不法占拠と解消 四 引揚者・復員者の生活基盤の構築 |
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第十章 暮らしと観光の復興 |
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一 戦後日本の「観光」復興 二 <観光神戸>の連続と断絶 三 戦後都市に息づく商業集積 |
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終章 戦後神戸の都市空間とせめぎあい |
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一 戦後神戸というまちのあゆみ 二 戦後神戸の都市空間と闇市 三 多様な主体の織りなすせめぎあい |