タイトルコード |
1000100669091 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
弥生土器型式細別論 |
書名ヨミ |
ヤヨイ ドキ ケイシキ サイベツロン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
齋藤 瑞穂/著
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著者名ヨミ |
サイトウ ミズホ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
同成社
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-88621-810-0 |
ISBN |
4-88621-810-0 |
数量 |
4,304p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
210.27
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件名 |
土器
弥生式文化
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注記 |
文献:p269〜301 |
内容紹介 |
土器型式という現象に弥生時代社会のどのような側面が現れているか。弥生時代の土器型式を韓半島および日本列島の5地域ごとに細別し、各型式を配列・編成することで弥生社会の復元に迫る。 |
著者紹介 |
1978年岩手県生まれ。筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科修了。博士(文学)。九州大学埋蔵文化財調査室助教。 |
目次タイトル |
第1章 本書の研究対象と射程 |
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1.土器型式概念の成立 2.山内清男の土器型式とは何か 3.有効性の熟考か、実戦での高度化か 4.鍛えられる単位、疎外される単位 5.本書の射程と構成 |
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第2章 弥生時代の貝塚と環境変動 |
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1.弥生時代貝塚の隆替 2.貝塚の位置と貝種 3.板付Ⅱb式と須玖Ⅰ式の間 4.「倭の水人」の影 |
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第3章 壼形土器の文様帯 |
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1.「前期末〜中期初頭」問題 2.板付Ⅱc式の再確認 3.胴部文様帯の構成-福岡平野と響灘沿岸を比較する- 4.区画文と連弧文の関係-響灘沿岸地域のなかで比較する- 5.馬場山遺跡第33号竪穴例との関係-現行の「中期初頭」と比較する- 6.前期と中期の境はどこか-問題の所在- |
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第4章 東北「遠賀川系土器」の拡散と亀ケ岡文化の解体 |
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1.東北「遠賀川系土器」論の環境 2.東北「遠賀川系土器」研究の今日的課題 3.八戸周辺の「遠賀川系土器」 4.生石2式の上限 5.福島「遠賀川系土器」のヒアタス 6.「遠賀川系土器」と亀ケ岡文化の解体 |
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第5章 田向冷水式と東北「遠賀川系土器」の行方 |
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1.田向冷水式の軌道と位置 2.砂沢式と五所式の間 3.「遠賀川系土器」縦区画文様帯の動向 4.「弥生式文化の北方伝播」と「続縄文式文化の形成」の視座 |
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第6章 三陸・山田湾沿岸の弥生土器型式 |
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1.弥生時代研究と東北北部の立ち位置 2.岩手県山田町沢田Ⅰ遺跡の弥生土器 3.山田町紅山B遺跡および宮古市千鶏Ⅳ遺跡の例 4.山田湾弥生集落の盛衰 |
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第7章 大石平4段階変遷案再考 |
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1.齋藤瑞穂(2004)論文の問題点 2.大石平遺跡出土土器の推移 3.大石平遺跡出土土器の上下限 4.大石平式の提唱 |
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第8章 佐渡島・浜端洞穴の研究 |
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1.佐渡島の貝塚形成と環境変動 2.「北陸系」土器からみた浜端洞穴の年代 3.「東北系」土器の編年的位置 4.浜端洞穴を使った海人の素性 附論 洞窟・洞穴・岩陰と弥生時代の人々-新潟県域の遺跡から- |
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第9章 下戸塚式という視点 |
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1.破壊された前提 2.下戸塚遺跡研究の役割と課題 3.環壕内部エリア出土土器の縦横 4.環壕外部エリア出土土器の縦横 5.下戸塚式土器の分布 6.問題の所在 |
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第10章 埼玉の二軒屋式土器の位置と意義 |
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1.「附加条縄文系」土器群と埼玉県域 2.東関東における「附加条縄文系」と「南関東系」 3.埼玉の二軒屋式土器の位置 4.「附加条縄文系」土器群と「南関東系」土器 |
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第11章 赤穴式対向連弧文土器考 |
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1.赤穴式研究の課題 2.対向連弧文土器の由来と湯舟沢式 3.対向連弧文土器の種々 4.対向連弧文土器の分類 5.試案の検証 |
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第12章 東日本後期弥生土器の「縄」・「櫛」・「線」 |
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1.蒲原平野における後期弥生土器研究の現在 2.課題の設定 3.重弧文の系譜 4.縄文原体押圧文の性格 5.「縄」と「線」の行方 6.十王台式の北漸現象と蒲原平野 |
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第13章 十王台式の北漸と赤穴式羽状縄文技法の成立 |
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1.目的と問題の所在 2.十王台式の北漸 3.いわゆる赤穴式における羽状縄文の受容 4.東北地方における弥生土器の終末 |
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第14章 勒島式細別編年試案 |
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1.勒島式研究の課題 2.勒島遺跡出土土器の変遷 3.勒島式・修正勒島住居址式の再検討 4.勒島式細別編年試案 |
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第15章 土器型式の運動と伝承の論理 |
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1.土器型式という単位 2.土器型式が「かわる」こと 3.土器型式が「ちがう」こと 4.土器型式の「ちがう」・「かわる」と人の「かかわる」 |