タイトルコード |
1000100669895 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
言語存在論 |
書名ヨミ |
ゲンゴ ソンザイロン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
野間 秀樹/著
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著者名ヨミ |
ノマ ヒデキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-13-086054-3 |
ISBN |
4-13-086054-3 |
数量 |
13,380,66p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
801.01
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件名 |
言語哲学
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注記 |
文献:巻末p41〜66 |
内容紹介 |
朝鮮言語学・日韓対照言語学の第一人者が、「言語はいかに在るのか」という問いに正面から向き合い、<言語>を根源から問いなおす。「言語の存在様式と表現様式」「真偽論・時制論・命名論」などを収録。 |
著者紹介 |
言語学者。東京外国語大学大学院教授などを歴任。大韓民国文化褒章受章。「ハングルの誕生」でアジア・太平洋賞大賞受賞。ほかの著書に「日本語とハングル」など。 |
目次タイトル |
第1章 言語存在論とは何か |
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1 言語存在論と言語の学 2 言語場論 3 日本語は在るのか? 4 言語場と<文脈> |
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第2章 言語の存在様式と表現様式 |
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1 音と光 2 言語の存在様式と表現様式 3 <話されたことば>から<書かれたことば>へ 4 <書かれたことば>はいかに生まれるのか |
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第3章 音が意味と<なる>とき、光が意味と<なる>とき |
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1 言語に係わる意味 2 <書かれたことば>が意味となるとき 3 <話されたことば>が意味となるとき 4 ことばは意味となったり、ならなかったりする 5 <意味が通じる>ことから出発する虚構の形而上学 6 発話者と受話者の<意味>はなぜ異なるのか 7 <意味するもの>と<意味されるもの>の統一という擬制 |
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第4章 <話されたことば>と<書かれたことば> |
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1 <話されたことば>と<書かれたことば>の仕掛け 2 オト=言語音として在り、ヒカリ=文字として在る 3 <話されたことば>と<書かれたことば>の<時間> 4 <形音義トライアングル>の仕掛け 5 引用論 6 <話されたことば>の複数の話し手と複数の聞き手 7 <書かれたことば>におけるテクストの書き換えと重層的産出 8 IT革命と言語の存在様式、表現様式の変容 9 言語の存在様式と表現様式の区別が言語教育へ突きつけるもの |
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第5章 発話論・文論 |
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1 言語存在論という問いから言語の内を見る 2 談話とテクスト、そして発話 3 文とはいかなる単位か 4 単語(word)の桎梏、文(sentece)の桎梏 5 言語を語る<文>の病 |
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第6章 主述論・省略論 |
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1 <主語-述語文>中心主義の桎梏 2 言語事実における<主語文>と<非主語文>、<述語文>と<非述語文> 3 <省略>論 4 ことばが話し手の「意図」や「目的」の結果だという目的論的言語観 |
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第7章 真偽論・時制論・命名論 |
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1 言語外現実 2 <非文>と真偽値、<非文>と自然さ 3 「普通の文」と「普通でない文」は連なった広野に在る 4 <不自然>を胚胎する言語 5 空想も噓も矛盾も語る言語 6 自らに背理する言語 7 言語存在論が問う時制論 8 命名論 |
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第8章 動態としての言語・動態としての意味 |
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1 <言語静態観>の桎梏 2 間言語的煩悶 3 動態としての意味、<意味同一性>という物神化 4 <教え=学ぶ>言語 |