タイトルコード |
1000100684557 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
院政期武士社会と鎌倉幕府 |
書名ヨミ |
インセイキ ブシ シャカイ ト カマクラ バクフ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
川合 康/著
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著者名ヨミ |
カワイ ヤスシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-642-02954-4 |
ISBN |
4-642-02954-4 |
数量 |
9,293,15p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.39
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件名 |
日本-歴史-平安時代
日本-歴史-鎌倉時代
武士
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内容紹介 |
鎌倉幕府成立の歴史的前提とは何か。院政期の広域的な東国武士の移動とネットワークに着目し、治承・寿永内乱期の戦争の実態と地域社会の動向を解明。鎌倉幕府とそれを支えた武士社会が変容する過程を検証する。 |
著者紹介 |
1958年三重県生まれ。神戸大学大学院博士課程単位取得退学。大阪大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。著書に「源平合戦の虚像を剝ぐ」「鎌倉幕府成立史の研究」がある。 |
目次タイトル |
序章 鎌倉幕府・戦争・『平家物語』 |
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はじめに 第一節 鎌倉幕府成立史への関心 第二節 日本中世の戦争の実態 第三節 武士社会のネットワークと内乱 第四節 『平家物語』と歴史学 おわりに |
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第Ⅰ部 院政期武士社会のネットワーク |
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第一章 中世武士の移動の諸相 |
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はじめに 第一節 京への出仕 第二節 内裏大番役 第三節 女子の婚姻関係 第四節 亡命・流刑 第五節 武士社会のネットワークと内乱 おわりに |
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第二章 横山氏系図と源氏将軍伝承 |
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はじめに 第一節 「小野系図」と「横山系図」 第二節 横山氏の武功と源氏将軍 第三節 源氏将軍の誕生儀礼 第四節 鎌倉幕府権力の正統性と横山氏 おわりに |
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第三章 鎌倉街道上道と東国武士団 |
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はじめに 第一節 鎌倉街道上道の概観 第二節 鎌倉街道上道の歴史的前提 第三節 大蔵合戦と武士団ネットワーク 第四節 平治の乱後の秩父氏のネットワーク 第五節 源頼朝の挙兵と秩父氏の動向 第六節 源頼朝による鎌倉街道上道の整備 おわりに |
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第Ⅱ部 内乱期の地域社会と武士 |
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第一章 和泉国久米田寺と治承・寿永の内乱 |
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はじめに 第一節 平安時代末期の和泉守 第二節 久米田寺と平信兼 第三節 内乱期における和泉国と久米田寺 第四節 久米田寺免田の確立と九条家 おわりに |
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第二章 生田の森・一の谷合戦と地域社会 |
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はじめに 第一節 内乱の諸段階と生田の森・一の谷合戦 第二節 生田の森・一の谷の「城郭」戦 第三節 民衆の戦場への動員 第四節 摂津武士の動員と摂津国惣追捕使多田行綱 第五節 軍勢を先導する「案内者」 第六節 鵯越と多田行綱 おわりに |
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第三章 中世前期の戦争と在地社会 |
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はじめに 第一節 軍事動員と民衆 第二節 路次追捕と隠物 第三節 没官措置と村落の戦争 おわりに |
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第Ⅲ部 鎌倉幕府の成立と武士社会の変容 |
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第一章 内乱期の軍制と都の武士社会 |
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はじめに 第一節 「京武者社会」研究の進展 第二節 平氏都落ちと諸国武士の入京 第三節 鎌倉軍の入京 第四節 元暦元年の政治的意味 第五節 義経の出陣と「京武者社会」 |
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第二章 鎌倉幕府研究の現状と課題 |
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はじめに 第一節 中世国家論と鎌倉幕府 第二節 鎌倉幕府の歴史的個性 第三節 「京武者」秩序と御家人制 第四節 鎌倉幕府の軍事的基盤 おわりに |
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第三章 鎌倉幕府の草創神話 |
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はじめに 第一節 「京武者」としての源頼義・義家 第二節 河内源氏嫡流の動揺と頼朝の位置 第三節 頼朝の「政治」と奥州合戦 第四節 鎌倉幕府草創神話の形成 おわりに |
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補論 鎌倉幕府の成立時期を再検討する |
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はじめに 第一節 頼朝の征夷大将軍任官をめぐって 第二節 鎌倉幕府成立時期をめぐる諸説 第三節 文治勅許説の浸透 第四節 文治勅許説の問題点と荘郷地頭 第五節 文治勅許と守護(惣追捕使・国地頭) 第六節 鎌倉幕府の実質的成立過程 |