タイトルコード |
1000100687982 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
帝国と遊牧民 |
書名ヨミ |
テイコク ト ユウボクミン |
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近世オスマン朝の視座より |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
岩本 佳子/著
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著者名ヨミ |
イワモト ケイコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥5100 |
ISBN |
978-4-8140-0182-8 |
ISBN |
4-8140-0182-8 |
数量 |
5,329p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
227.4
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件名 |
トルコ-歴史
遊牧民
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注記 |
文献:p283〜316 |
内容紹介 |
オスマン帝国の支配下におかれた、バルカン半島、アナトリア、シリア北部地域に居住した遊牧民たちの「共生」の歴史を紹介。膨大な行政文書史料を活用した包括的な研究によって民族紛争の根を探る。 |
著者紹介 |
大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学、京都大学博士(文学)。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー。専門はオスマン朝史。 |
目次タイトル |
序章 オスマン朝と遊牧民 |
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1 オスマン朝と遊牧民-なぜ、今、オスマン朝の遊牧民に着目するのか? 2 遊牧と遊牧民とは何か 3 オスマン朝における遊牧民をめぐる研究動向 4 史料と研究手法 コラム1 「アルプスの少女ハイジ」は遊牧民? |
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第Ⅰ部 バルカン半島における奉公集団的「遊牧民」 |
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1章 ルメリのユリュクとタタール、そしてミュセッレム |
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1 奉公集団とは何か 2 オスマン朝のバルカン半島征服とルメリのユリュク、タタールの起源 3 奉公集団制度の成立とその管理体制 4 奉公集団の奉公内容とその実態-枢機勅令簿の分析を中心に 5 奉公集団の土地利用と生産活動-租税調査台帳の分析を中心に 6 奉公集団から担税者へ-17世紀におけるルメリのユリュク、タタール、ミュセッレムの変容 小結 コラム2 テッサロニキのアタテュルク博物館とルメリのユリュク |
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2章 征服者の子孫たち |
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1 ルメリのユリュクから征服者の子孫たちへ 2 征服者の子孫たちの役割とその変容 3 免税特権から見た征服者の子孫たちとその変容 小結 コラム3 オスマン朝はまだ生きている?-2012年の路上の嘆願書書き |
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第Ⅱ部 遊牧民の定住化 |
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3章 16世紀における遊牧民の定住化 |
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1 遊牧民から農民へ?-ボゾク県における遊牧民の定住化をめぐる考察 2 遊牧民であり続けた農民-アダナ県における農耕の拡大と遊牧民の存続 コラム4 見やすい史料、見にくい史料-史料調査の悲喜こもごも |
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4章 シリア北部への遊牧民定住化政策 |
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1 定住化政策の発端-等閑視から問題視へ 2 定住化政策の内実 3 何が両者を分けたのか?-定住化政策を強制された部族と免除された部族 4 逃散する遊牧民とオスマン朝-定住化政策のもたらしたものとは 小結 |
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終章 オスマン朝にとって遊牧民とは何か、遊牧民にとってオスマン朝とは何であったのか |