タイトルコード |
1000100692608 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
啓発された自己愛 |
書名ヨミ |
ケイハツ サレタ ジコアイ |
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啓蒙主義とバルベラックの道徳思想 |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
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叢書番号 |
101 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
門 亜樹子/著
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著者名ヨミ |
カド アキコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-8140-0195-8 |
ISBN |
4-8140-0195-8 |
数量 |
12,295p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
150.23
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個人件名 |
Barbeyrac Jean |
注記 |
文献:p255〜280 |
内容紹介 |
18世紀、教会の「抑圧されたキリスト教的人間像」に真っ向から対峙し、人間理性の「自由」と自己の肯定を謳ったバルベラック。キリスト教思想の観点から、その道徳思想およびスコットランド啓蒙における思想的展開を論じる。 |
著者紹介 |
1978年京都府生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。同大学大学院経済学研究科ジュニアリサーチャー。同大学博士(経済学)。社会思想史専攻。 |
目次タイトル |
序章 キリスト教的人間像の変遷と道徳哲学 |
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Ⅰ バルベラックとその時代-自然法学とスコットランド啓蒙 Ⅱ バルベラックはどう読まれてきたか Ⅲ 本書の視点 |
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第1章 バルベラック『道徳哲学史』と自然法学 |
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Ⅰ はじめに-スコットランド啓蒙思想とバルベラック Ⅱ バルベラックと『道徳哲学史』 Ⅲ 『道徳哲学史』における教父批判-教会史および哲学史との比較 Ⅳ 『道徳哲学史』と『娯楽論』 Ⅴ おわりに |
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第2章 バルベラック『娯楽論』研究序説-福音道徳と理性 |
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Ⅰ はじめに Ⅱ 「善悪無記の事物」としての娯楽 Ⅲ 福音道徳と理性 Ⅳ 節制・正義・信仰心の義務 Ⅴ 節制と欲望 Ⅵ 自己評価と「キリスト教の謙遜」 Ⅶ 自己評価論とキリスト教的人間像 Ⅷ おわりに-「真のキリスト教徒」と『娯楽論』 |
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第3章 バルベラックの「啓発された自己愛」 |
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Ⅰ はじめに Ⅱ プーフェンドルフの自然状態論 Ⅲ 「正しい理性」と「啓発された自己愛」 Ⅳ 「自己への義務」と「啓発された自己愛」 Ⅴ おわりに-バルベラックとニコルの自己愛概念 |
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第4章 ティロットスンのキリスト教的人間像(感覚・理性・信仰)-バルベラックの思想との関連性をめぐって |
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Ⅰ はじめに Ⅱ バルベラックのキリスト教的人間像 Ⅲ ティロットスンのキリスト教的人間像-感覚・理性・信仰 Ⅳ おわりに |
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第5章 「直観」の哲学史-「道徳科学」と「精神哲学」 |
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Ⅰ はじめに Ⅱ ビーティとキャンブルの明証論-直観と常識 Ⅲ ヒューム批判と直観的原理-キャンブル,ビーティ,リードを中心に Ⅳ プレヴォとドゥーガルド・ステュアートのカント解釈 Ⅴ おわりに |
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終章 スコットランド哲学のフランスへの伝播-ジェランド『哲学体系比較史』をめぐって |
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付録1 バルベラックの著作目録 |
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付録2 ブッデウス『自然法史』(ジョンスン版) |
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付録3 ティロットスン著作集と仏訳版における説教の収録順 |
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付録4 ジョゼフ=マリ・ドゥ・ジェランド『哲学体系比較史-人知原理との関連性』 |