タイトルコード |
1000100983009 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
古代山陰と東アジア |
書名ヨミ |
コダイ サンイン ト ヒガシアジア |
叢書名 |
同成社古代史選書
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叢書番号 |
42 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大日方 克己/著
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著者名ヨミ |
オビナタ カツミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
同成社
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出版年月 |
2022.4 |
本体価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-88621-891-9 |
ISBN |
4-88621-891-9 |
数量 |
4,321p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
217.1
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件名 |
山陰地方-歴史
日本-対外関係-アジア(東部)-歴史
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内容紹介 |
9世紀を中心とした日本海海域の交流をめぐる問題を考察。渤海と日本・山陰地域を主軸としつつ、境界と地域、境界を越えて移動する人々やネットワークにも視点を据え、東アジア〜東ユーラシアを視野に入れながら論じる。 |
著者紹介 |
1957年長野県生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(史学)(同大学)。島根大学法文学部教授。著書に「古代国家と年中行事」など。 |
目次タイトル |
序章 山陰地域と東アジアの九世紀 |
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一 山陰地域と東アジア 二 対外交流と越境するネットワーク 三 日本・渤海交流のなかの地域 四 山陰地域と境界 五 各章の課題 |
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第Ⅰ部 出雲に来た渤海人と東アジア |
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第一章 渤海使王孝廉をめぐるネットワークと出雲 |
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一 八世紀渤海から隠岐へ 二 王孝廉の来着と出雲国 三 王孝廉をめぐる詩作のネットワーク 四 王孝廉と空海 五 日本・渤海交流の転換点としての王孝廉 |
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第二章 渤海使高承祖・王文矩と東アジア |
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一 嵯峨・淳和王権と渤海使高承祖の来着 二 入唐僧霊仙をめぐって 三 渤海使王文矩がもたらしたもの 四 平盧軍節度使と新羅・渤海・日本 |
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第三章 渤海使李居正と文徳・清和王権 |
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一 李居正の来着と『加句霊験仏頂尊勝陀羅尼記』 二 文徳・清和王権と尊勝陀羅尼 三 清和王権と『加句霊験仏頂尊勝陀羅尼記』 |
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第四章 渤海使楊中遠の向こうにみえる海域世界 |
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一 渤海使楊中遠の出雲国来着をめぐる問題 二 九州西岸に現れた渤海遣唐使節団 三 東ユーラシア海域のなかの渤海 四 渤海と山陰地域、そしてその後 |
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第Ⅱ部 越境する音楽と暦 |
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第五章 日本・渤海関係のなかの音楽 |
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一 渤海使と音楽 二 日本・渤海関係と高内弓 三 板振鎌束と音楽 |
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第六章 宣明暦と日本・渤海・唐 |
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一 日本における宣明暦の採用 二 越境する人々と暦 三 東アジアのなかの暦 |
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第Ⅲ部 東アジアのなかの古代日本と山陰地域 |
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第七章 弘仁期の出雲とエミシ |
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一 エミシと山陰地域 二 出雲国移配エミシの反乱とその影響 |
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第八章 貞観期の疫病、災害、危機意識と山陰地域 |
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一 災害と疫病の九世紀 二 危機意識と新羅 三 山陰地域の四天王と境界意識 四 境界をはさんだ危機意識 |
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第九章 貞観期の危機意識と弩・弩師 |
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一 日本古代における弩 二 弩師の設置 三 弩師の任用とその変化 |
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終章 東アジアのなかの山陰地域 |
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一 境界領域としての山陰地域 二 渤海と山陰地域 三 境界をめぐる多元的動向 四 十世紀東アジアと山陰地域 |