タイトルコード |
1000100695276 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「神国」の正統論 |
書名ヨミ |
シンコク ノ セイトウロン |
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『神皇正統記』受容の近世・近代 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
齋藤 公太/著
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著者名ヨミ |
サイトウ コウタ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ぺりかん社
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出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥6400 |
ISBN |
978-4-8315-1532-2 |
ISBN |
4-8315-1532-2 |
数量 |
350p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
121.5
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件名 |
日本思想-歴史
神皇正統記
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個人件名 |
北畠 親房 |
内容紹介 |
天皇の統治に基づく「正統」概念の展開を、北畠親房「神皇正統記」の近世以後の多様な受容史から詳細に分析。天皇と神道/政治権力と倫理という2つの関係が交錯する思想史として描き出す。 |
著者紹介 |
1986年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所助教。専攻は日本思想史・宗教史。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一節 「君主の徳」と「正統」 第二節 「正統」の二つの位相 第三節 『神皇正統記』について 第四節 近現代の『神皇正統記』研究史 |
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Ⅰ |
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第一章 「神国」の「正統」 |
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はじめに 第一節 『神皇正統記』の歴史的背景と執筆目的 第二節 「正統」概念の系譜 第三節 「神国」と「日嗣」 第四節 「天祖」 第五節 「忠」 第六節 「三種の神器」 第七節 「政」 第八節 「神道」 第九節 「正理」 第十節 《正統》 おわりに-「時の災難」 |
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第二章 「南朝」のあとで |
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はじめに 第一節 室町・戦国期における『正統記』受容 第二節 徳川期における『正統記』受容の二類型 第三節 林羅山における『正統記』受容 おわりに |
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第三章 「虚器」と「共主」 |
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はじめに 第一節 山鹿素行における『正統記』受容 第二節 新井白石における『正統記』受容 おわりに |
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Ⅱ |
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第四章 「神器」と「正統」 |
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はじめに 第一節 山崎闇斎の南朝正統論 第二節 正統と「理」 第三節 神器正統論の興隆 第四節 神器正統論の広がり おわりに-南朝正統論の帰趨 |
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第五章 本来性をめぐる闘争 |
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はじめに 第一節 神器論争の背景 第二節 栗山潜鋒の神器正統論 第三節 三宅観瀾による神器正統論批判 おわりに |
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第六章 「神書」と「古典」のあいだ |
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はじめに 第一節 垂加神道における『古事記』観 第二節 大山為起の『古事記』研究 第三節 渋川春海と谷秦山の『古事記』研究 第四節 岡田正利の『古事記』研究 第五節 小野高潔の『古事記』研究 おわりに |
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Ⅲ |
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第七章 「神道」から「古道」へ |
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はじめに 第一節 徂徠学派の神道批判 第二節 神道概念の再解釈 第三節 本居宣長の古道論 おわりに-神道概念の再解釈が残したもの |
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第八章 「国体」の興隆 |
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はじめに-後期水戸学の成立背景 第一節 藤田幽谷の『正統記』受容と「国体」論 第二節 幽谷門流の『正統記』受容 第三節 会沢正志斎の『正統記』受容 第四節 藤田東湖の『正統記』受容 おわりに |
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第九章 「神国」の近代 |
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はじめに 第一節 川喜多真彦の『評註校正神皇正統記』 第二節 明治期の『正統記』刊本・注釈書類の刊行とその背景 第三節 明治期における『正統記』解釈の特質 第四節 井上毅と『神皇正統記』 おわりに |
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結論 |