タイトルコード |
1000100699812 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
知の社会学の可能性 |
書名ヨミ |
チ ノ シャカイガク ノ カノウセイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
栗原 亘/編著
関水 徹平/編著
大黒屋 貴稔/編著
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著者名ヨミ |
クリハラ ワタル セキミズ テッペイ オオグロヤ タカトシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
学文社
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出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥3700 |
ISBN |
978-4-7620-2886-1 |
ISBN |
4-7620-2886-1 |
数量 |
8,349p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361
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件名 |
社会学
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内容紹介 |
知にアプローチすることで社会的現実を解明しようとしたシュッツ。シュッツ理論や、シュッツ以外の知の社会学理論、日常知の在り方、戦後日本社会学を中心とした学知の在り方など、知の社会学の可能性を広く問う論稿を収録。 |
目次タイトル |
はじめに 本論集の成り立ちと各章の概要 |
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一 アルフレッド・シュッツと知の社会学 二 本論集の成り立ち 三 各章の概要 |
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第一部 知の社会学の基礎 |
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第一章 知の社会学と現象学的社会理論 |
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一 「知の社会学」の含意 二 知識社会学と知の社会学 三 知の社会学と現象学的社会理論 |
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第二章 時間の社会的構成-時間意識から社会的時間へ |
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一 はじめに 二 相互行為と動機連関 三 相互行為とレリヴァンス連関 四 相互行為と時間の交差 五 社会的現在の統一 六 社会的現在の地平と社会的時間 七 結論 |
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第三章 予想外のことを予想する?-知識の一部としての好奇心 |
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一 はじめに 二 知識と好奇心 三 「人間学的」要素としての好奇心 四 好奇心の歴史的構成 五 結論 |
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第二部 知の社会学の展開 |
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第四章 曖昧さの論理と生活世界の社会学への問いかけ |
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一 はじめに 二 「曖昧さ」の論理のためのシュッツ的準備作業 三 パースにおけるアブダクションの論理とそれが「曖昧さの論理」に対して持つポテンシャル |
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第五章 分化したものと未分化なもの-ゲオルク・ジンメルの形式社会学について |
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一 はじめに 二 分化したものと未分化なもの 三 媒介項としての第三者 四 うつろいゆく他者の「表象」 |
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第六章 専門知への理論的アプローチ-ハリー・コリンズの専門知論と知識の集合的次元への視座 |
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一 はじめに 二 真正な意味での専門知獲得には至らないような知識獲得 三 専門知観の実践的転回と暗黙知 四 「身体化」としての知識獲得と「社会化」としての知識獲得-知識の集合的次元の主題化 五 専門知獲得における二つの類型-身体の次元と言語の次元 六 課題と展望-知識の集合的次元の構成過程を問うために |
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第三部 日常知の社会学 |
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第七章 可能性の場としての共在=身体の相互作用-知識の受け継ぎ、謡の稽古を手がかりに |
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一 はじめに 二 「知識」の「受け継ぎ」、および「共在」 三 共在の構造 四 共在における感覚、その二方向への展開 五 稽古という共在 六 稽古の経験と意味 七 同時代世界、先行世界と共在 八 共在の連鎖を乗り継ぐもの 九 学問世界における共在 十 可能性の場としての共在 |
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第八章 「回復の語り」との決別の困難をどうとらえるか-「生活の発見会」に関する社会学的研究の課題 |
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一 はじめに 二 森田療法と発見会の神経症観と回復観 三 病いの経験と自己物語の三つの類型-フランクの業績から 四 自助グループの意義・可能性と課題-伊藤の一連の業績から 五 「発見会」における「回復の語り」をめぐる論点 六 むすび |
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第九章 無知の技法-U理論を枠組とした映画『アナと雪の女王』分析 |
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一 アナの「凍りついた心」を溶かしたのは何か 二 あらすじ 三 DownloadingからSeeingへのシフト-評価・判断という障壁 四 SeeingからSensingへのシフト-皮肉・諦めという障壁 五 SensingからPresencingへのシフト-恐れという障壁 六 むすび |
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第四部 社会学知の社会学 |
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第十章 氾濫する「○○力」の教育と大学の意義-社会学教員の認識を手がかりに |
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一 関心の所在-高等教育政策における「力」の氾濫 二 調査およびデータの概要 三 高等教育の意義-学生と教員による認識の比較 四 高等教育レリヴァンスの規定要因 五 考察 |
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第十一章 社会学総合誌にみる日本の理論・学説研究の歴史的動向(一九六四年から二〇一三年まで) |
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一 はじめに 二 先行研究 三 調査対象 四 分析方法 五 結果 六 考察 七 おわりに |
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第十二章 戦後日本の社会学における知の変容-社会学関連辞典を手がかりに |
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一 はじめに 二 “内”からみた日本の社会学の変容 三 “外”からみた日本の社会学の変容 四 辞典の項目の変化にみる社会学知の変容 五 戦後日本における社会学「知」の変容 六 おわりに |
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第十三章 ライフストーリー研究と複数の事実性-学知と日常知を問い直す方法論としての可能性 |
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一 本章の目的-主観的な領域を探究するとはどのようなことか 二 対話的構築主義の方法論的特徴 三 ライフストーリー研究法への批判と再構成1-中野卓による批判に対して 四 ライフストーリー研究法への批判と再構成2-朴沙羅による批判に対して 五 ライフストーリー研究における記述対象の複数性 六 結語 |
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終章 A・シュッツと知の社会学-知の社会学の新たな展開のために |
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一 はじめに-シュッツとマンハイム 二 マンハイムの知の社会学を解釈学的に再解釈する試み 三 知の理論-シュッツとハイエク 四 新たな知の社会学をめざして 五 むすびにかえて |