タイトルコード |
1000100699872 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
女子のたしなみと日本近代 |
書名ヨミ |
ジョシ ノ タシナミ ト ニホン キンダイ |
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音楽文化にみる「趣味」の受容 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
歌川 光一/著
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著者名ヨミ |
ウタガワ コウイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-326-65419-2 |
ISBN |
4-326-65419-2 |
数量 |
13,248,35p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
367.21
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件名 |
女性-歴史
女子教育-歴史
音楽教育-歴史
趣味-歴史
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注記 |
文献:巻末p13〜35 |
内容紹介 |
「女子のたしなみ」の近代化のプロセスを、教育史に引き付けて明らかにする試み。明治期〜大正期を中心に、女子の稽古文化にまつわる「花嫁修業」というイメージの成立過程を、音楽のたしなみを素材に論じる。 |
著者紹介 |
1985年生まれ。東京大学大学院教育学研究科単位取得満期退学。博士(教育学)。昭和女子大学人間社会学部初等教育学科専任講師。 |
目次タイトル |
序論 女子の稽古文化をめぐる連続・非連続 |
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一 近代日本における「趣味」の受容とジェンダー化 二 花嫁修業というイメージ 三 本書の問いと構成 |
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第一章 稽古からたしなみへ |
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一 女子の稽古文化の歴史をめぐって 二 「たしなみ」への着目 三 研究対象としての音楽のたしなみ 四 本書における「女子」と「音楽」をめぐる諸条件 |
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第二章 家庭婦人の心がけとしての音楽のたしなみ |
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一 資料 二 家庭音楽論の展開と音楽のたしなみ 三 音楽のたしなみの再発見と家庭音楽論の邦楽への浸透 |
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第三章 女子の心がけとしての音楽のたしなみ |
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一 「令嬢」と「少女」 二 家の娘としてのたしなみ 三 「少女」としてのたしなみ 四 結婚準備としてホビーを増やす令嬢/洋楽への憧れを温存する少女 |
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第四章 なぜたしなむ程度に留めるのか |
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一 資料 二 職業案内書にみる 三 婦人雑誌にみる 四 「たしなむ程度」に抑制された楽器習得 |
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第五章 行儀作法としての音楽のたしなみ |
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一 資料 二 礼法書にみる 三 西洋化が模索され続けた音楽のたしなみの披露 |
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第六章 花嫁修業というイメージ |
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一 女子のたしなみが遭遇した「趣味」 二 今後の課題 |
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補論 昭和戦前期の「令嬢」のたしなみ |
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一 『芳紀集』にみる 二 「令嬢」関連記事にみる「日本趣味」 三 伝統芸術のたしなみを強調した花嫁修業像とそのアンビヴァレントなニュアンス |