タイトルコード |
1000100701063 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
デュルケムの近代社会構想 |
書名ヨミ |
デュルケム ノ キンダイ シャカイ コウソウ |
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有機的連帯から職能団体へ |
叢書名 |
MINERVA社会学叢書
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叢書番号 |
54 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
流王 貴義/著
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著者名ヨミ |
リュウオウ タカヨシ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-623-08482-1 |
ISBN |
4-623-08482-1 |
数量 |
12,267,26p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.235
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個人件名 |
Durkheim Emile |
注記 |
文献:巻末p11〜26 |
内容紹介 |
「社会分業論」で有機的連帯論を提示したデュルケムは、その後、なぜ有機的連帯論にかわる新たな近代社会構想を示そうと考えたのか。同時代の状況を背景とした問題関心等もふまえて、デュルケム理論の意義を仔細に検討する。 |
著者紹介 |
1981年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。東京女子大学現代教養学部専任講師。 |
目次タイトル |
序章 同時代への応答としてのデュルケム社会学 |
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第1章 デュルケム研究の現在 |
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1 デュルケムの学説の展開という問題 2 パーソンズの解釈枠組み 3 デュルケム・ルネサンス 4 パーソンズの解釈枠組みの影響 5 デュルケムとその歴史的背景 |
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第2章 パーソンズの解釈枠組みの検討 |
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1 『社会的行為の構造』におけるデュルケム論の特徴 2 パーソンズの『社会分業論』解釈 3 パーソンズの『自殺論』解釈 4 パーソンズの解釈枠組みの影響 5 パーソンズのデュルケム解釈の背景 |
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第3章 『社会分業論』への知的変遷 |
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1 有機的連帯論の思想史的な文脈 2 自己本位主義の抑制という問題関心 3 国家の肥大化に対する危機感 4 デュルケムのシェフレ受容 5 『社会分業論』の位置づけ |
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第4章 『社会分業論』の理論枠組み |
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1 『社会分業論』における道徳の位置づけ 2 『社会分業論』の文献学的特性 3 理想的人間像としての道徳 4 道徳的事実に対する実証科学的アプローチ 5 一九世紀ヨーロッパを対象とする困難 6 道徳の機能の探求 |
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第5章 有機的連帯論の理論構成 |
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1 有機的連帯の形成条件 2 「契約における非契約的要素」とは何か 3 「契約における非契約的要素」の役割 4 デュルケム契約法論の理論的射程 |
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第6章 有機的連帯論の同時代的意義 |
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1 『社会分業論』での有機的連帯の位置づけ 2 デュルケムの同時代認識 3 有機的連帯の統合メカニズム 4 有機的連帯という統合理念 |
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第7章 職能団体論への展開 |
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1 職能団体論という主題 2 職能団体論に際しての問題関心 3 『社会分業論』からの変化 4 国家の位置づけの再検討 |
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第8章 職能団体論の理論構成 |
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1 国家と職能団体との関係 2 職能団体を基盤とした組織化 3 職能団体と個々人の自由 4 個々人の自由の保障 5 国家と職能団体との拮抗 6 職能団体論の理論的意義 |
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終章 自由と社会秩序の両立に向けて |