タイトルコード |
1000100705218 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
銀行家たちのロマン主義 |
書名ヨミ |
ギンコウカタチ ノ ロマン シュギ |
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一九世紀フランスの文芸とホモ・エコノミクス |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
柏木 治/著
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著者名ヨミ |
カシワギ オサム |
出版地 |
吹田 |
出版者 |
関西大学出版部
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出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-87354-703-9 |
ISBN |
4-87354-703-9 |
数量 |
5,284p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
950.26
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件名 |
フランス文学-歴史
銀行-フランス
フランス-経済-歴史
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注記 |
文献:p255〜272 |
内容紹介 |
19世紀前半、フランスの銀行家はいかにして社会文化的地位を築いたか。それは19世紀のブルジョワ社会にどのようなイメージを供給したのか。主に革命以降の思想と文学を分析し、銀行家が文化的地位を築いた過程を粗描する。 |
著者紹介 |
1956年和歌山県生まれ。関西大学文学部教授。専攻はフランス文学および文化論。著書に「スタンダールのオイコノミア」など。 |
目次タイトル |
第一章 「成り上がり」の世紀と職業意識 |
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(一)「金」の時代 (二)「成り上がり」の世紀 (三)一九世紀前半の職業意識 |
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第二章 銀行家たちのパリ |
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(一)銀行家たちの居住区 (二)ギマール嬢邸 (三)文学空間を拓く銀行家たち |
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第三章 銀行家の躍進とジャン=フレデリック・ペレゴー |
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(一)「銀行家」とは何か (二)ジャン=フレデリック・ペレゴーの周辺 (三)ペレゴーとメセナ (四)ペレゴーとフランス銀行 |
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第四章 個人主義の相克と自由主義経済 |
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(一)経済的自由と個人の自由 (二)「個人主義」(individualisme)という語 (三)「自由」と「個人」の議論 (四)ルーアンのデュノワイエ批判 (五)スタンダールとデュノワイエ (六)エゴティスムと個人主義 |
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第五章 反個人主義のイデオロギー |
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(一)「個人」対「社会」 (二)有機的社会像と反個人主義 (三)ロマン主義における反個人主義 |
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第六章 メセナと芸術家意識 |
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(一)作品と固有性 (二)文芸の庇護活動 (三)作家意識 (四)著作権意識の芽生え |
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第七章 銀行家たちの文化活動とロマン主義 |
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(一)自由主義の世代 (二)「レユニオン」という集まり (三)ブルジョワと芸術 (四)銀行家と芸術庇護 (五)博愛精神と慈善活動 |
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第八章 「金銭」への馴化 |
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(一)「金」の肯定化 (二)金銭的啓蒙と文芸ジャーナリズム (三)証券取引とジャーナリズム (四)ジュール・ヴァレスの『金』 |
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第九章 <むすび>に代えて |
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(一)資本主義の欲望 (二)有名性 (三)裏返しの経済 (四)銀行家 |