タイトルコード |
1000100734713 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
国際政治の<変化>を見る眼 |
書名ヨミ |
コクサイ セイジ ノ ヘンカ オ ミル メ |
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理論・歴史・現状 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
島村 直幸/著
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著者名ヨミ |
シマムラ ナオユキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2019.8 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-7710-3215-6 |
ISBN |
4-7710-3215-6 |
数量 |
5,256,53p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
319
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件名 |
国際政治
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注記 |
文献:巻末p13〜53 |
内容紹介 |
国際政治の<変化>はいかにもたらされ、その<変化>をどのように捉えることができるのか。分析に不可欠なのは<変化>がどのレベルの変化なのかを見究めることだ。国際関係論の理論動向をたどりその歴史と現状を精緻に考察。 |
著者紹介 |
1970年東京生まれ。一橋大学大学院博士後期課程満期退学。博士(法学)。専攻は国際関係論など。杏林大学総合政策学部講師。著書に「<抑制と均衡>のアメリカ政治外交」がある。 |
目次タイトル |
序章 国際政治の<変化>を見る眼 |
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一 リアリズムとリベラリズムのパラダイムと変化 二 リアリズムとリベラリズムとは何か 三 ダイナミックなリアリズムとしての覇権安定理論 四 変化とマルクス主義の世界システム論 五 三つのパラダイム 六 変化とコンストラクティヴィズム 七 変化と英国学派 八 国際システムの変化を見る眼 |
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第一章 変化するリアリズム |
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一 ネオクラシカル・リアリズムの“発見” 二 ネオクラシカル・リアリズムと分析レベル 三 ネオクラシカル・リアリズムと独立変数としての国際システム 四 ネオクラシカル・リアリズムと媒介変数としての国内・個人要因 五 ネオクラシカル・リアリズムの可能性と限界 六 ネオクラシカル・リアリズムの“発見”後のさまざまな研究動向 七 なぜネオクラシカル・リアリズムは注目されるのか |
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第二章 国際システムそのものを俯瞰する |
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一 「国際システム」とは何か 二 国際レベルの「変化」をいかに捉えるか 三 古代ローマ帝国から中世のキリスト教共同体へ 四 中世キリスト教共同体から近代の主権国家システムへ 五 西欧国家体系から冷戦へ 六 二一世紀の国際秩序のシナリオを描く 七 国際システムそのものが変化しうるのか? |
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第三章 大国間戦争後の国際秩序 |
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一 ソフト・ピースかハード・ピースか 二 ナポレオン戦争とその後 三 第一次世界大戦とその後 四 第二次世界大戦とその後 五 大国間戦争の終結の重要性 |
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第四章 帝国の興亡史 |
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一 「帝国」とは何か 二 古代の「地域帝国」「文明帝国」 三 「陸の帝国」としてのイスラーム世界 四 「海の帝国」としてのヨーロッパ 五 「陸・海・空・基地の帝国」としてのアメリカ 六 「最後の陸の帝国」としての中国? |
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第五章 脱植民地化と冷戦、グローバル・サウス |
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一 脱植民地化のトレンド 二 帝国主義と脱植民地化の動き 三 第二次世界大戦直後の脱植民地化の動き 四 脱植民地化と冷戦 五 バンドン会議とグローバル・サウス、中ソ対立 六 ヴェトナム戦争とアメリカ 七 グローバル・サウスと国内冷戦 八 デタントとグローバル・サウス 九 脱植民地化と冷戦の終結 |
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第六章 米中ソの三角関係の変容とアジアの戦争 |
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一 第二次世界大戦後と太平洋戦争後の米中ソ関係の変容 二 朝鮮戦争 三 ヴェトナム戦争 四 中越戦争 五 冷戦後とテロ後の米中露関係の変容 |
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第七章 アメリカ外交の変化と知識人 |
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一 アメリカ外交の変化と知識人の役割 二 ケナンと「封じ込め」政策 三 キッシンジャーと「デタント」政策 四 ナイと「ナイ・イニシアティブ」、「関与」政策 五 ネオコンと「先制」 六 ミードによるアメリカ外交の四つの潮流 |
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第八章 冷戦の終結とその後 |
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一 なぜ冷戦は、一九九〇年に終結したのか? 二 冷戦の終結のプロセス 三 冷戦後の国際秩序をどう見るべきか 四 「九・一一後」の国際秩序をどう見るべきか 五 「大国間戦争」なき二一世紀の国際秩序? 六 主権と介入の問題 |
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第九章 地政学の復活か? |
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一 地政学とは何か 二 地政学の復活をめぐる論争 三 「夢が終わり、歴史が回帰した」 四 国際秩序の変動要因 五 「壮大なチェス盤」 六 日本外交へのインプリケーション |
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終章 二一世紀の国際秩序の行方? |
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一 四つのシナリオ 二 「帝国の時代」? 三 トランプ政権の内政と外交 四 アメリカ外交の拡大と縮小のサイクル 五 トランプ時代のグランド・ストラテジー 六 健全なグランド・ストラテジーを求めて |