タイトルコード |
1000100739874 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
幕末維新期の洋学と幕臣 |
書名ヨミ |
バクマツ イシンキ ノ ヨウガク ト バクシン |
叢書名 |
近代史研究叢書
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叢書番号 |
23 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
樋口 雄彦/著
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著者名ヨミ |
ヒグチ タケヒコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩田書院
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出版年月 |
2019.8 |
本体価格 |
¥8800 |
ISBN |
978-4-86602-079-2 |
ISBN |
4-86602-079-2 |
数量 |
398,6p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
402.105
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件名 |
洋学
洋学者
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内容紹介 |
幕末維新期における洋学の役割について、受容者としての幕臣に注目することでその一端を明らかにし、医師と下級武士以外にも広範に浸透した幕末段階における洋学の実相を例示する。 |
著者紹介 |
1961年生まれ。静岡大学人文学部卒業。博士(文学、大阪大学)。国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授。著書に「沼津兵学校の研究」「見る読む静岡藩ヒストリー」など。 |
目次タイトル |
緒言 |
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一 幕末維新期の洋学とその担い手 二 洋学史における幕臣・旧幕臣 三 本書各章の位置づけ |
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第一部 開成所の洋学者 |
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第一章 幕臣博物学者鶴田清次とその資料 |
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はじめに 一 鶴田清次に関する既刊文献 二 判明した履歴 三 蕃書調所・開成所時代 四 静岡病院附御薬園掛 五 明治新政府への出仕 六 著作 おわりに 史料 鶴田清次関係資料 |
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第二章 物産学を学んだ旗本 |
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はじめに 一 幕府外交事務官としての塚原昌義 二 アメリカ亡命と帰国・服罪 三 農政官僚武田昌次の足跡 おわりに |
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第三章 開成所画学局の絵師伊藤林洞 |
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はじめに 一 その家系と一族 二 開成所での活動 三 美術史上の静岡藩と沼津兵学校 四 廃藩後のあしあと おわりに |
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第二部 静岡藩と洋学 |
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第四章 弘前藩士が記録した静岡学問所の教育 |
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はじめに 一 藤田潜とその覚書 二 弘前藩での静岡藩御貸人 三 垣間見えた静岡学問所の実相 おわりに 史料 藤田潜覚書 |
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第五章 静岡藩の医療と医学教育 |
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はじめに 一 沼津陸軍医局・陸軍医学所の設立 二 静岡病院による一元化 三 掛川小病院の新設 四 病院生徒の教育 おわりに 史料 林洞海「慶応戊辰駿行日記」抜粋 |
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第六章 旧幕臣洋学系知識人の茶園開拓 |
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はじめに 一 赤松則良日記・書簡が伝える茶園開拓 二 林洞海「茶農漫録」にみる茶園経営 おわりに |
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第七章 東京府の私塾・私学にみる静岡藩出身者の教育活動 |
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はじめに 一 東京で学校・私塾を開いた沼津兵学校職員たち 二 東京の学校・私塾で教えた沼津兵学校の生徒たち 三 東京での静岡学問所・静岡藩小学校出身者の動向 四 門人の履歴にみる沼津兵学校関係人物の教育活動 五 門人の履歴にみるその他静岡藩士の教育活動 おわりに |
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第三部 門人録からみた幕末の砲術・洋学 |
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第八章 浦賀与力香山永孝と高島流砲術門人安達直右衛門 |
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はじめに 一 香山又蔵と香山栄左衛門 二 安達直右衛門と京都の幕臣たち 三 三田藩への影響 おわりに 史料 高島流砲術免許並門人名寄 |
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第九章 西周の門人録 |
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はじめに 一 門人録の概要 二 幕臣以外の門人 三 幕臣 おわりに 史料 西周門人録 |
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結語 |
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一 幕臣洋学者の類型 二 「洋学者の時代」と幕臣 |