タイトルコード |
1000100740040 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
イノベーションの長期メカニズム |
書名ヨミ |
イノベーション ノ チョウキ メカニズム |
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逆浸透膜の技術開発史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤原 雅俊/著
青島 矢一/著
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著者名ヨミ |
フジワラ マサトシ アオシマ ヤイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東洋経済新報社
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出版年月 |
2019.9 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-492-53411-3 |
ISBN |
4-492-53411-3 |
数量 |
21,448p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
571.4
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件名 |
膜分離法
水質浄化
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注記 |
文献:p405〜428 逆浸透膜の開発・事業展開史(年表):p436〜441 |
内容紹介 |
高い不確実性の下で新技術や新事業の開発が長期にわたって継続されるのはなぜなのか。逆浸透膜開発の歴史を丹念に遡り、イノベーションの実現過程を複眼で解明する。 |
著者紹介 |
1978年広島県生まれ。一橋大学大学院商学研究科准教授。同大学院経営管理研究科准教授。 |
目次タイトル |
序章 本書の目的と問い |
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1.本書の問い 2.社会課題の解決とイノベーション 3.分析の視点 4.研究方法 5.本書の構成 |
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第1部 概要編 |
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第1章 水処理需要の高まりと逆浸透法 |
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1.拡大する水処理需要 2.逆浸透法の普及 3.業界の構造と競争 4.おわりに |
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第2章 逆浸透膜の技術概要 |
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1.逆浸透という現象 2.材料、構造、形状 3.エレメント形状の違い 4.開発上の課題と近年の変化 |
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第2部 米国史編 |
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第3章 公的機関における研究の始まり |
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1.はじめに 2.大学における開発 3.政府による巨額支援 4.ノーススター研究所の貢献 5.おわりに |
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第4章 民間企業による事業化開発 |
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1.はじめに 2.サンディエゴ近郊での発展 3.ミネアポリス近郊における発展 4.デュポンによる市場開拓 5.おわりに |
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第3部 国内史編 |
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第5章 日本企業の台頭 |
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1.はじめに 2.日本企業の市場参入 3.主要3社による初期の逆浸透膜開発 4.海水淡水化の実用化に向けた国家プロジェクト 5.産業用途での市場拡大:半導体向け超純水製造用途 6.海水淡水化用途での展開と競争 7.おわりに |
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第6章 東レ |
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1.開発の始まり 2.新膜の開発と苦戦 3.UTC-70の開発によるブレイクスルー 4.事業展開 5.おわりに |
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第7章 東洋紡 |
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1.開発の始まり 2.事業化 3.度重なる苦戦 4.事業拡大 5.おわりに |
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第8章 日東電工 |
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1.開発の始まり 2.用途の模索と超純水市場への展開 3.事業化の進展 4.海水淡水化への道 5.膜事業の業績推移 6.おわりに コラム 逆浸透膜をめぐる特許係争フィルムテック対ハイドロノーティクス |
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第4部 分析編 |
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第9章 政策的刺激とスピルオーバー |
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1.2つの問い 2.政府支援の意義 3.なぜ水資源の豊かな日本で開発が始まったのか 4.米国政府の支援による開発の推進 5.なぜ米国の公的支援はこれほど巨額になったのか 6.おわりに |
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第10章 初期市場の探索 |
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1.新技術開発継続の難しさと応用市場の役割 2.性能の束の不均衡発展と用途拡大 3.日系逆浸透膜3社による用途探索 4.顧客企業による価値探索 5.おわりに |
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第11章 技術的ブレイクスルーによる開発焦点化 |
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1.本章の問いと視点 2.膜技術の収斂 3.技術アプローチはいかにして収斂したのか 4.技術アプローチの収斂は何をもたらしたのか 5.ドミナントデザインの形成・影響メカニズム 第11章補論 膜エレメントの標準化について |
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第12章 企業特有の開発理由 |
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1.企業特有の要因への注目 2.東レ 3.東洋紡 4.日東電工における事業志向性 5.事業を支える各社特有の論理 第12章補論 東レと日東電工の開発領域の相違 |
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第13章 不確実性下における長期開発メカニズム |
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1.継続的技術開発の統合モデル 2.不確実性下での継続的な逆浸透膜開発の歴史的解釈 3.おわりに |
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終章 本書の貢献と今後の展望 |
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1.本書のまとめ 2.本書の貢献と分析の含意 3.さらなる研究テーマ 4.さいごに |
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補論 特許データの整理について |
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1.特許データの構築手順 2.第10章に関する補足 3.第11章に関する補足 |