タイトルコード |
1000100750512 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
環境条約交渉の政治学 |
書名ヨミ |
カンキョウ ジョウヤク コウショウ ノ セイジガク |
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なぜ水俣条約は合意に至ったのか |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
宇治 梓紗/著
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著者名ヨミ |
ウジ アズサ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有斐閣
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出版年月 |
2019.9 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-641-14932-8 |
ISBN |
4-641-14932-8 |
数量 |
8,248p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
519.12
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件名 |
水俣条約
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注記 |
文献:p227〜243 |
内容紹介 |
2013年に国際会議で採択された水俣条約の交渉過程を分析。条約交渉において、問題の解決に有効な制度と各国が政治的に合意可能な制度とを一致させるには、どのような要因が重要なのかを明らかにする。 |
著者紹介 |
京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了。同大学大学院法学研究科講師。博士(法学)。専門は国際政治経済学、グローバルガバナンス。 |
目次タイトル |
序章 本書の射程 |
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1 なぜ水俣条約を分析するのか 2 水銀問題と水俣条約の概要 3 国際制度とグローバル環境ガバナンス 4 本書の課題 |
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第Ⅰ部 条約制度を問う |
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第1章 国際関係学における遵守の確保 |
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1 執行理論とその限界 2 管理理論とその限界 3 執行と管理の統合による遵守の確保 4 三位一体制度の意味 |
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第2章 環境条約交渉の理論と分析方法 |
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1 環境条約に関する先行研究 2 環境条約交渉の理論 |
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第Ⅱ部 交渉内の要因の検討 |
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第3章 協調枠組みをめぐる交渉 |
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1 国際環境条約交渉の手順と交渉資料 2 UNEPによる選択肢の整理 3 法的枠組み陣営 4 自主的枠組み陣営 5 前半の交渉のまとめ |
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第4章 諸制度をめぐる交渉 |
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1 UNEPによる選択肢の整理 2 2つの制度をめぐる交渉 3 第1回政府間交渉委員会(INC1) 4 第2回政府間交渉委員会(INC2) 5 第3回・第4回政府間交渉委員会(INC3・INC4) 6 第5回政府間交渉委員会(INC5) 7 後半の交渉のまとめ |
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第5章 交渉比較分析 |
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1 ストックホルム条約 2 ストックホルム条約の交渉過程 3 情報問題への対処 4 分配問題への対処 5 2つの交渉過程の比較分析 |
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第Ⅲ部 交渉外の要因の検討 |
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第6章 UNEPと国際環境条約 |
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1 水俣条約交渉の舞台裏 2 UNEPの起源 3 UNEPの危機 4 UNEPの改革 5 UNEPの改革が水俣条約交渉に与えた影響 6 UNEPの強み |
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第7章 先進国の水銀政策 |
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1 国内政策の視角 2 水俣条約成立前の水銀政策 3 水俣条約成立後の各国の水銀政策の進化 4 国内政策と条約交渉の連関 |
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結章 水俣条約の現在と展望 |
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1 三位一体制度が成立する鍵 2 情報問題と分配問題をめぐって 3 環境条約とは何か 4 水俣条約のゆくえ |