タイトルコード |
1000100777890 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
バッハと対位法の美学 |
書名ヨミ |
バッハ ト タイイホウ ノ ビガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松原 薫/著
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著者名ヨミ |
マツバラ カオル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
春秋社
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出版年月 |
2020.1 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-393-93217-9 |
ISBN |
4-393-93217-9 |
数量 |
251,110p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
762.34
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件名 |
音楽-対位法
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個人件名 |
Bach Johann Sebastian |
注記 |
文献:巻末p85〜110 |
内容紹介 |
バッハを「音楽の父」にしたのは誰か。18世紀を通してバッハの音楽がどのように理解され、「対位法の巨匠」として称揚・顕彰されていったのか。そのメカニズムを、同時代の音楽美学の精緻な分析によって紐解く。 |
著者紹介 |
1988年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。チューリヒ大学客員研究員を経て、日本学術振興会特別研究員PD。 |
目次タイトル |
序論 |
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1 一八世紀とバッハの対位法 2 一八世紀において対位法とは何だったか 3 本書の構成 |
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第1章 ハイニヒェン |
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1 数学的音楽観の黄昏、ギャラント概念の台頭 2 一八世紀前半の対位法批判 3 対位法理論からの脱却-ベルンハルトとハイニヒェン 4 「規則からの逸脱」を正当化する趣味 5 バッハのギャラントな音楽? |
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第2章 マッテゾン |
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1 バッハとマッテゾン、二人の巨人 2 「旋律論」とは何か 3 自然と技巧-「カノンの解剖学」 4 自然と数学-『完全なる楽長』 5 旋律論と対位法理論 6 バッハからマッテゾンへの応え |
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第3章 マールプルク |
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1 バッハを崇拝するベルリンの音楽家たち 2 「ドイツ、フーガ、バッハ」のトポスの形成 3 フーガの普遍性の提起 4 ドイツ性と普遍性の交点 5 トポスのゆくえ |
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第4章 キルンベルガー |
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1 『純正作曲の技法』、あるいはバッハの作曲技法 2 「純正」とは何か 3 「表現の多様性」と教会旋法 4 「表現の多様性」と四声書法 5 教会施法と過去の教会音楽の探究 |
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第5章 ライヒャルト |
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1 疾風怒濤時代のライヒャルトとゲーテ 2 バッハ評の意義と射程 3 バッハ評とゴシック 4 「真の教会音楽」への憧憬 5 ロマン主義的バッハ解釈へ |
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第6章 ネーゲリ |
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1 バッハのフーガと厳格様式への関心 2 一九世紀初頭のバッハ作品出版 3 ネーゲリの音楽美学と厳格様式 4 一七九〇年代における《平均律クラヴィーア曲集》への関心 5 ネーゲリの《平均律クラヴィーア曲集》への関心 6 一八世紀的バッハ受容の到達点 |
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結論 |
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1 本書をふりかえって 2 対位法観の変遷 3 バッハの作曲技法の正典化 4 バッハと対位法の美学 |