タイトルコード |
1000100784805 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
イスラーム法と家産 |
書名ヨミ |
イスラームホウ ト カサン |
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19世紀イラン在地社会における家・相続・女性 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
阿部 尚史/著
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著者名ヨミ |
アベ ナオフミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
中央公論新社
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-12-005274-3 |
ISBN |
4-12-005274-3 |
数量 |
365p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
322.28
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件名 |
イスラム法
相続法
家族-歴史
イラン-歴史
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注記 |
文献:p347〜355 |
内容紹介 |
19世紀のイラン社会で、有力者たちは家産をいかに形成し、存続させたのか? そこでのイスラーム法の働きとはどのようなものだったのか? 女性の役割とは? イスラーム法文書や財産目録等の読み取りをベースに考察する。 |
著者紹介 |
1977年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。お茶の水女子大学文教育学部助教。 |
目次タイトル |
序章 はじめに |
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1 本書のねらいと研究史上の位置付け 2 史料 3 各章の概要 |
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第1章 ナジャフコリー・ハーン・ドンボリー家小史 |
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1 ナジャフコリー・ハーン・ドンボリーとその子孫に関する研究状況 2 ナジャフコリー・ハーンとドンボリー族 3 ナジャフコリー・ハーンの子孫と姻族 |
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第2章 有力者の家産の原初形態 |
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1 ナジャフコリー・ハーンの経済活動と死後の財産相続 2 ナジャフコリー・ハーンの相続人 3 小括 |
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第3章 財産占拠を巡る争訟と「家」意識 |
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1 ホダーダード・ハーン死後の紛争と同時代政治史との関係 2 アブドッラッザーク・ベグの主張 3 ホダーダードの相続人側の主張 4 後代の法的な判断 5 小括 |
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第4章 財産相続とイスラーム法 |
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1 ファトフアリー・ベグの財産 2 ファトフアリー・ベグの遺産の分割過程 3 小括 |
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第5章 家産維持戦略 |
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1 ファトフアリー2世と2通の財産関連目録 2 ファトフアリー2世の財産保有と相続との関係性 3 遺産分割と外部からの相続人たちの財産に対する認識 4 小括「ナジャフコリー・ハーン家」の成立 |
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第6章 ムスリム女性の婚資と家産 |
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1 遺産目録に見られる債務と「女性」の債権 2 債務における「女性」の取分の裏付け 3 19世紀イランにおける婚資の支払い 4 婚資と相続分残存の意味 5 小括 |
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第7章 家産存続の実態 |
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1 遺産分配の主導から見るホセインコリー・ハーンの家長権 2 メフルジャハーンの相続人と遺産の規模 3 ホセインコリー・ハーンと他の相続人との人間関係 4 帳簿・目録から見た家産の維持と変遷 5 小括 |
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補章 曖昧な「所有者」認識 |
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1 アミールザカリヤー村 2 事件の概要と議論の前提 3 アミールザカリヤー村紛争裁判 4 証拠文書の分析 5 紛争当事者の考察 6 紛争に関する認識 7 小括 |
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終章 |
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1 ナジャフコリー・ハーン家の終焉 2 本書全体のまとめ |