タイトルコード |
1000100786516 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ウィトゲンシュタイン思考の生成原理 |
書名ヨミ |
ウィトゲンシュタイン シコウ ノ セイセイ ゲンリ |
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『確実性について』解析の試み |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鬼界 彰夫/著
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著者名ヨミ |
キカイ アキオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
皓星社
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-7744-0717-3 |
ISBN |
4-7744-0717-3 |
数量 |
445p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
134.97
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個人件名 |
Wittgenstein Ludwig |
内容紹介 |
ウィトゲンシュタインが死の2日前まで書き続けた手稿「確実性について」を、スレッド-シークェンス法をもって分析。ウィトゲンシュタインの思考の生成過程と、彼が最終的に到達した思想的見地の解明を試みる。 |
著者紹介 |
1954年京都府生まれ。Ph.D.(ニューヨーク市立大学)。筑波大学大学院人文社会科学研究科名誉教授。著書に「ウィトゲンシュタインはこう考えた」など。 |
目次タイトル |
序章 『確実性について』の体系的理解という課題 |
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1.『確実性』は断片集か 2.ムーアの問題 3.『確実性』の構造 4.『確実性』の主題 5.『確実性』の思考の展開 |
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第1部 スレッド-シークェンス法の発見 |
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第1章 シークェンス分析という方法とその起源 |
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1.本章の目的 2.本章の方法について 3.ムーアの問題提起 4.『確実性』第1部-主題の発散的提示 5.ムーア命題の限界性-第2部へのプレリュード 6.『確実性』第2部-外在的視点から見られた限界- |
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第2章 「シークェンス分析」の限界 |
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1.『確実性』第3部の困難と四つの謎 2.第3部におけるウィトゲンシュタインとムーアの関係の特殊性 3.第3部における「私」の使用の分析 4.第3部の思考の特徴 |
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第3章 「スレッド(思考の糸)」という概念の発見とスレッド-シークェンス法の確立 |
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1.『確実性』におけるウィトゲンシュタインの思考の運動 2.『確実性』第1部のスレッド-シークェンス分析 |
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第2部 スレッド-シークェンス法による『確実性について』の思考の解明 |
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第4章 『確実性について』第2部の主題と構造の解明 |
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1.『確実性』第2部の分析が充たすべき要件と分析の手順 2.第2部のスレッドとシークェンス 3.『確実性』第2部の各シークェンスの一体性と区切り 4.『確実性』第2部の各シークェンスの内部構造と相互関係 5.ウィトゲンシュタインの思考運動単位の一般的構造と『確実性』第2部の構造 6.『確実性』第2部の剰余の思考 |
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第5章 『確実性について』第3部の思考運動の解明 |
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1.『確実性』第3部のスレッドとシークェンス 2.『確実性』第3部の四つの謎 3.対立する思考を巡るウィトゲンシュタイン独特の思考様式について 4.『確実性』第3部の思考運動の特性とテキストの基本構造 5.『確実性』第1部と第2部の思考の要約 6.外的思考優越期の思考-第3部シークェンスⅠ、Ⅱ 7.移行期の思考-シークェンスⅢ- 8.認識論的自然権を持つ共同確実性としてのムーア知-シークェンスⅣ、Ⅴ、Ⅵ- |
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第3部 ウィトゲンシュタイン最後の思考 |
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第6章 『確実性について』第4部:§§300-676を巡って |
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序 『確実性』第4部とウィトゲンシュタイン最後の思考 1.『確実性』第1部から第3部までの思考と第4部の思考の起点 2.語られることのない言語ゲームの基底知を語ることについて-『確実性』第4部前半部の思考- 3.言語と知と私的存在の共通の根源へ-『確実性』第4部後半部の思考- |
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付論 『確実性』第4部のテキスト構造とスタイル |
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1.『確実性』第4部のテキストの特徴と構造 2.『確実性』第4部テキストにおける日付の存在 3.『確実性』第4部テキストにおけるメタ哲学的コメントの存在と分布 |