| タイトルコード |
1000100792118 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
無名作家から見る日本近代文学 |
| 書名ヨミ |
ムメイ サッカ カラ ミル ニホン キンダイ ブンガク |
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島崎藤村と『処女地』の女性達 |
| 叢書名 |
近代文学研究叢刊
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| 叢書番号 |
69 |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
永渕 朋枝／著
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| 著者名ヨミ |
ナガフチ トモエ |
| 出版地 |
大阪 |
| 出版者 |
和泉書院
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| 出版年月 |
2020.3 |
| 本体価格 |
￥５４００ |
| ISBN |
978-4-7576-0943-3 |
| ISBN |
4-7576-0943-3 |
| 数量 |
366p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
910.262
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| 件名 |
日本文学-歴史-大正時代
日本文学-歴史-昭和時代
日本文学-作家
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| 個人件名 |
島崎 藤村 |
| 内容紹介 |
“文学”は文壇作家の小説の中だけにあったのではない。島崎藤村が発行した婦人雑誌『処女地』の女性達が様々な新聞雑誌に発表した作品を手がかりに、文学生成の場を解き明かす。『神女大国文』ほか掲載を書籍化。 |
| 著者紹介 |
1962年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。神戸女子大学文学部教授。 |
| 目次タイトル |
序章 無名作家からも日本近代文学を見る |
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第Ⅰ部 大正文壇と藤村の読者 |
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第一章 小説家協会・無名作家同盟から見る大正文壇 |
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一、大正「文壇」研究 二、小説家協会と無名作家同盟 三、無名作家同盟の青年達の作品発表状況 四、大正文壇作家の偏り 五、<機会均等>を言うべき人 |
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第二章 新聞連載の「告白小説」・『新生』の生成と受容の場 |
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一、新聞連載小説『新生』 二、作品と作家像 三、「告白」を求める時代思潮と文壇 四、人生の指針を読もうとする<一般の読者> 五、新聞連載の「告白小説」の意義 |
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第三章 藤村『新生』に嵌め込まれた節子の手紙 |
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一、節子の手紙が保証するもの 二、節子の「告白」と岸本の「懺悔」 三、岸本に寄り添う語りと節子の手紙との齟齬 四、『処女地』にみる当時の手紙と節子の手紙 五、『新生』の特異性 |
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第四章 藤村「嵐」の評判 |
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一、「嵐」に対する讃辞と月評 二、文壇評価の論点 三、<一般読者>の人気 |
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コラム1 「よみうり婦人附録」の分析 |
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一、「よみうり婦人附録」における「身の上相談」の分析 二、「身の上相談」に見る三吉の仲間達 三、貞操論争 |
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第Ⅱ部 『処女地』とその執筆者達 |
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第五章 藤村発行の婦人雑誌『処女地』の再検討 |
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一、『処女地』についての従来論 二、当時の新聞雑誌における評価 三、執筆した女性達における意義 四、藤村における刊行の意味 五、「機を得た」雑誌『処女地』 |
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コラム2 『処女地』執筆者の分析 |
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一、『処女地』創刊時の年齢・未婚既婚の別など 二、創刊時の在住地・上京 三、女子教育・学歴 四、参加形態と参加理由 |
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第六章 『処女地』に執筆した『女子文壇』出身の作家達 |
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一、『処女地』の「作家達」 二、生田花世<西崎花世、長曽我部菊子> 三、加藤みどり<高仲菊子> 四、鷹野つぎ<鷹野つぎ子、岸次子> 五、若杉鳥子<板倉鳥子、若杉とり子、若杉浜子> 六、若山喜志子<太田きし子、はゝき木> 七、女流文芸雑誌の連関 |
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第七章 『処女地』に執筆した多様な作家達 |
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一、池田小菊<池田こぎく> 二、川島つゆ<川島つゆ子> 三、澤ゆき<沢ゆき子> 四、島崎静子<河口玲子・加藤静子> 五、細川武子 六、正宗乙未<辻村乙未> 七、女性作家達における「書くこと」の意味 |
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第八章 『処女地』に執筆した無名の女性達 |
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一、無名の執筆者達三二名 二、他の紙誌への執筆が明らかになった一七名 三、他の紙誌への執筆が確認できなかった一五名 四、無名の執筆者達と読者達における『処女地』の意義 |
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コラム3 女性の収入・住まい |
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一、作家志望女性の一典型 二、希望社発行雑誌と女教員 三、職業婦人のためのアパートとその収入 |
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第Ⅲ部 少女小説・労働運動・戦争・メディア |
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第九章 伊東英子「凍つた唇」 |
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一、伊東英子の別名 二、『心の花』『女子文壇』『ムサラキ』の伊澤英子 三、『少女画報』『婦人画報』の伊澤みゆき 四、『青鞜』『演芸画報』の濱野雪 五、『三田文学』『赤い鳥』の伊東英子 六、『処女地』『サンデー毎日』の伊東英子、その後の濱野ゆき、須田英子 七、『処女地』掲載の「凍つた唇」 八、<無名>ということ |
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第一〇章 織田やす |
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一、『処女地』と『覚醒婦人』 二、覚醒婦人協会の主な活動 三、覚醒婦人協会に関わった人々 四、覚醒婦人協会と全関西婦人連合会との関わり 五、やすにとっての覚醒婦人協会・『処女地』の意味 六、結節点としての存在意義 |
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第一一章 戦時下における『処女地』の女性達 |
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一、より無名の女性達の言説 二、抵抗の言葉を残した女性 三、国策童話と映画化作品を書いた女性 四、日本文学報国会の女性達 五、戦時下における<戦争協力> |
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コラム4 『処女地』の女性達と戦争(一九四〇〜一九五四年) |
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一、『日本の母』と『処女地』の母達 二、アジア・太平洋戦争下の人々 三、戦時下における「生き甲斐」と文学の<力> |
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第一二章 メディアの勢力と日本近代文学 |
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一、メディアと作家達とを見渡す研究 二、投書という行為 三、「女流新人の起用」 四、女性自身の手になる発表誌 五、ジャーナリズムと女性作家 六、メディアの勢力と作家達 |
