タイトルコード |
1000100792838 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
春秋時代の統治権研究 |
書名ヨミ |
シュンジュウ ジダイ ノ トウチケン ケンキュウ |
叢書名 |
汲古叢書
|
叢書番号 |
156 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
水野 卓/著
|
著者名ヨミ |
ミズノ タク |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
|
出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-7629-6055-0 |
ISBN |
4-7629-6055-0 |
数量 |
7,392,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.03
|
件名 |
中国-歴史-春秋戦国時代
|
注記 |
文献:p353〜385 |
内容紹介 |
「左伝」や「繁年」の資料問題を念頭に置きつつ、春秋時代の統治権、その中身や実体化していたもの、継承法や統治を正当化していたものなど、統治権の具体的な要素を解明。中国古代史における春秋史の位置づけを描く。 |
著者紹介 |
1974年愛知県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻後期博士課程修了。博士(史学)。愛媛大学法文学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 春秋史研究の現状と課題 |
|
第一節 中国古代史、特に先秦史のなかの春秋史の位置づけ 第二節 春秋史研究の学説史整理 第三節 本書の課題 第四節 本書の主要資料-『左伝』『繫年』-に対する学界の状況と本書の立場 第五節 本書の構成 |
|
第一部 伝世文献から見る春秋時代の統治権 |
|
第一章 春秋時代の君主 |
|
はじめに 第一節 君主殺害の加害者 第二節 君主殺害の現場 第三節 君主殺害時の盟と朝廟 第四節 君主の出奔と捕虜 おわりに |
|
第二章 春秋時代における統治権の変容 |
|
はじめに 第一節 統治権と「器」 第二節 周の封建と「器」 第三節 「器」と天命の伝授 おわりに |
|
第三章 春秋時代の諸侯即位 |
|
はじめに 第一節 『左伝』に見える「立」と「即位」 第二節 「即位」の意味 第三節 『左伝』に見える「葬」 第四節 『春秋』の「葬」 おわりに |
|
第四章 春秋時代の太子 |
|
はじめに 第一節 太子の役割 第二節 太子と君主 第三節 太子の“地位” 第四節 太子と嫡子 第五節 太子と長子 第六節 太子と「立」 おわりに |
|
第五章 春秋時代における諸侯の身体 |
|
はじめに 第一節 古代中国における「君身」 第二節 「君身」と周王朝 第三節 「君身」に対する認識の変化 第四節 「君身」と「父」 おわりに |
|
第六章 春秋時代の周王 |
|
はじめに 第一節 諸侯への干渉 第二節 周王朝の内乱 第三節 二人の周王 第四節 周王と祖先 おわりに |
|
第二部 出土文献『繫年』の春秋時代の統治権研究への寄与と展望 |
|
第一章 『繫年』より見た春秋時代の新君即位 |
|
はじめに 第一節 『繫年』の「立」 第二節 『繫年』の「即位」 第三節 新君誕生における前君 第四節 『繫年』の「即世」 おわりに |
|
第二章 『繫年』より見た周の東遷 |
|
はじめに 第一節 伝世文献が伝える王位の継承 第二節 『繫年』が描く東遷期 第三節 京師という場の性格 おわりに |
|
第三章 『繫年』が記す東遷期の年代 |
|
はじめに 第一節 『繫年』記載の年代 第二節 『繫年』の「周」 第三節 「立二十又一年」の解釈 第四節 西暦との対応 おわりに |
|
第四章 『繫年』の資料的性格 |
|
はじめに 第一節 『繫年』の君主殺害と太子 第二節 『繫年』の君主称謂 第三節 『繫年』の編纂目的 第四節 『繫年』の原資料 第五節 『繫年』と『左伝』 おわりに |
|
終章 春秋期における統治権の特色と展開 |
|
第一節 春秋時代の統治権 第二節 前後の時代とのつながり 第三節 春秋史の資料としての『左伝』と『繫年』 第四節 先秦史研究における本書の位置づけ |