タイトルコード |
1000100792859 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
被差別部落マイノリティのアイデンティティと社会関係 |
書名ヨミ |
ヒサベツ ブラク マイノリティ ノ アイデンティティ ト シャカイ カンケイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
内田 龍史/著
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著者名ヨミ |
ウチダ リュウシ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
解放出版社
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-7592-0121-5 |
ISBN |
4-7592-0121-5 |
数量 |
354p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.86
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件名 |
部落問題
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注記 |
文献:p333〜351 |
内容紹介 |
被差別部落マイノリティのアイデンティティと、部落外マジョリティとの社会関係について検討。部落マイノリティの顕在化の可能性と、<共生>関係の条件を整理し、今後の政策的な方向性を提言する。 |
目次タイトル |
序章 部落-部落外の社会関係の分析に向けて-エスニック関係論を手がかりに |
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はじめに-問題設定 1 部落問題の現状把握研究 2 分析枠粗み-エスニック関係論を手がかりに 3 集団的アイデンティティについて(顕在-潜在) 4 集団間関係について(結合-分離) 5 本書の構成 |
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第1部 「部落民」としてのアイデンティティ形成 |
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第1章 「部落民」規定における他者規定の陥穽-「部落民」としてのアイデンティティの無理解 |
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はじめに 1 部落差別の無根拠性と「部落民」規定の恣意性 2 他者規定の問題点 3 「部落民」としてのアイデンティティの形成 4 「近代化」論再考-問われないマジョリティ 5 小括 |
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第2章 部落マイノリティの集団的アイデンティティの浸透と変容-部落住民を対象とした意識調査から |
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はじめに 1 部落住民意識調査に注目する意義 2 部落問題に関わる調査における部落住民意識調査の位置づけ 3 部落住民意識調査の展開と「部落民」としてのアイデンティティ変容 4 「部落民」アイデンティティと部落住民意識調査 |
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第3章 期待される「部落民」像-アイデンティティの獲得と継承 |
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はじめに 「部落民」アイデンティティへの問い 1 「部落民」としての「自覚」 2 部落解放奨学生全国集会 3 部落解放教育運動 おわりに |
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第4章 部落差別への抵抗としての<アイデンティティの政治> |
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はじめに 1 マイノリティと<アイデンティティの政治> 2 部落解放の主体形成と<アイデンティティの政治> 3 若者の「部落(民)アイデンティティ」 4 「部落(民)アイデンティティ」のゆくえ |
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第2部 「部落民」アイデンティティの現状把握 |
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第5章 部落出身青年のアイデンティティ評価 |
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はじめに 1 全国青年集会調査から 2 データと方法 3 出身理由とアイデンティティ評価 4 アイデンティティと関連する項目 5 全国青年集会調査の小活 |
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第6章 部落出身青年のアイデンティティと社会関係 |
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はじめに 1 データと方法 2 部落出身者であることに関する意識 3 部落出身者としてのアイデンティティと社会関係 4 奈良県連青年部調査の小括 5 部落青年意識調査のまとめ |
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第7章 部落の若者の部落問題意識と部落出身者としてのアイデンティティ |
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はじめに 1 先行研究 2 データと方法 3 社会意識・部落問題意識と部落出身者としてのアイデンティティ 4 部落出身者としてのアイデンティティとさまざまな経験との関係 おわりに |
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第8章 部落の青年にとっての部落解放運動 |
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はじめに 1 調査ならびに調査対象者の概要 2 部落民としてのアイデンティティ形成と部落認識 3 部落解放運動に参加・継続している要因 おわりに |
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第3部 部落-部落外の社会関係 |
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第9章 結婚と部落差別 |
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はじめに 1 「通婚」の増加 2 結婚差別体験 3 部落マイノリティに対する結婚忌避のメカニズム 4 小括 |
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第10章 近年の部落問題意識の現状 |
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はじめに 1 部落問題意識に関する調査の概要 2 部落問題意識の特徴 3 部落問題を解決するための人権教育・啓発の課題 |
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第11章 部落マイノリティに対する忌避・差別解消のために |
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はじめに 1 「接触仮説」とは何か 2 部落マイノリティとの「接触」の効果 3 本章の知見と今後の分析課題 おわりに |
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終章 <共生>関係の形成に向けて |
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1 <顕在>と<潜在>のはざまで 2 <結合>と<分離>のはざまで 3 「接触仮説」の可能性 4 部落-部落外の<共生>関係の形成に向けて おわりに-今後の部落問題研究の展開に向けて |