タイトルコード |
1000101060376 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
描かれた「故郷」 |
書名ヨミ |
エガカレタ コキョウ |
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日本統治期における台湾美術の研究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
邱 函【ニ】/著
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著者名ヨミ |
キュウ カンジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-13-086065-9 |
ISBN |
4-13-086065-9 |
数量 |
6,326,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
702.224
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件名 |
台湾美術-歴史
台湾-歴史-日本統治時代
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注記 |
文献:p309〜326 |
内容紹介 |
美術における「台湾」の概念とその表象の成立について考察。日本帝国が植民地に導入した「美術」の制度と概念などを検討し、近代台湾人が創り出した「故郷」の表象に現れたアイデンティティの葛藤と相克の過程を明らかにする。 |
著者紹介 |
台湾・台中市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士号取得。国立台湾大學芸術史研究所助理教授。 |
目次タイトル |
序章 台湾美術史と台湾人アイデンティティ |
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第一節 研究史と本書の方針 第二節 本書の構成 |
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第一章 台湾における「美術」概念と制度の成立 |
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はじめに 第一節 台湾美術展覧会と「美術」概念・制度の移植 第二節 「植民地的近代」のジレンマ 第三節 独自性の追求 おわりに |
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第二章 近代台湾美術に描ける「地方色(ローカル・カラー)」と郷土芸術 |
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はじめに 第一節 先行研究と本章の方針 第二節 近代日本美術における「地方色」 第三節 台展における「地方色」 第四節 郷土芸術と地方色 おわりに |
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第三章 官展の出品作品に見る「台湾的」主題 |
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はじめに 第一節 フォルモサ芸術の創造 第二節 「故郷」の発見 第三節 屈折した自己表現 第四節 隠喩の殿堂 おわりに |
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第四章 ポスト印象派と近代台湾における芸術家意識の形成 |
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はじめに 第一節 自画像 第二節 近代日本と台湾におけるポスト印象派の受容と「自己表現」 第三節 「写実」と「表現」 第四節 陳植棋の絵画作品における「表現」とポスト印象派の画風 第五節 陳澄波の絵画様式における多重の文化要素 おわりに |
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第五章 陳澄波の「故郷」意識とアイデンティティ |
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はじめに 第一節 「故郷」の表象 第二節 自画像としての風景 第三節 陳澄波の「故郷」意識と想像の共同体「台湾」の成立 第四節 理想の「故郷」風景と主体性 おわりに |
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終章 故郷と近代の往還 |