タイトルコード |
1000100797356 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
森里川湖のくらしと環境 |
書名ヨミ |
モリ サト カワ ミズウミ ノ クラシ ト カンキョウ |
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琵琶湖水域圏から観る里山学の展望 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
牛尾 洋也/編
伊達 浩憲/編
宮浦 富保/編
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著者名ヨミ |
ウシオ ヒロヤ ダテ ヒロノリ ミヤウラ トミヤス |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-7710-3353-5 |
ISBN |
4-7710-3353-5 |
数量 |
9,255p 図版12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
517.2161
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件名 |
琵琶湖
里山
環境保全-滋賀県
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内容紹介 |
「琵琶湖水域圏」を、森・里・川・湖がつながる自然循環・共生システムとして捉え、里山学の学際的アプローチにもとづいて、次世代の人びとのくらしと環境のあるべき姿を提案する。 |
著者紹介 |
1960年生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。龍谷大学法学部教授。 |
目次タイトル |
序章 「琵琶湖水域圏」概念の位置づけ |
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はじめに 1 琵琶湖の「河川」「水系」による把握 2 琵琶湖の「流域」および「水域」による把握 3 琵琶湖の「生態系保全」および「水循環」による把握 4 琵琶湖の「持続可能性」による把握 5 「琵琶湖水域圏」概念の位置づけ |
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第1章 持続可能社会と里山モデル |
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はじめに 1 「里山」への問いかけ 2 「里山学」と持続可能社会の追求 3 持続可能社会と里山モデル おわりに |
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第2章 琵琶湖保全再生計画の試金石 |
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はじめに 1 「沿岸のレジリエンス」概念と琵琶湖の経験 2 沿岸域研究の成果と論点 3 沿岸のレジリエンスからみた保全・再生の方向 おわりに |
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第3章 淀川水系治水の行方 |
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はじめに 1 淀川水系の構造と流量 2 琵琶湖水位と瀬田川洗堰操作 3 三川合流地点の水理 4 歴史的起源 おわりに |
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第4章 滋賀県湖東平野を流れる愛知川の水利と流況および生物多様性 |
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1 愛知川の流況の変遷 2 愛知川の水の行方 3 愛知川の河床高の変動 4 水路網と生物多様性 おわりに |
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第5章 砂礫州と生物多様性 |
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はじめに 1 砂礫州とそこに生きる生物 2 滋賀県愛知川の砂礫州 3 愛知川砂礫州の可能性 |
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第6章 瀬田丘陵にある旧里山を利用する新しい環境教育プログラムの開発 |
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はじめに 1 里山バイオマスの利用と課題 2 生業としての炭焼き法の歴史 3 黒炭の炭焼きの実際 4 現代の炭焼きの現状と課題 5 持続可能な社会を目指した新しい炭焼き活動 おわりに |
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第7章 薪ストーブ燃焼ガス中一酸化炭素等の褐鉄鉱触媒による完全燃焼化 |
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はじめに 1 貴金属系触媒に近い酸化触媒効果を持つ褐鉄鉱を探す予備選別試験(スクリーニング) 2 選別した鉱石を実用化する際必要になる基礎的データの収集 3 貴金属系触媒から褐鉄鉱触媒への代替化の可能性などについて |
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第8章 過去の文化的景観を復原する |
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はじめに 1 過去の文化的景観を復原する 2 滋賀県物産誌を用いた明治初期の文化的景観復原 3 過去の文化的景観を現在と未来に生かす おわりに |
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第9章 滋賀県の稲作をめぐって |
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1 日本人にとってお米とは何か 2 琵琶湖の環境と農林水産業 3 滋賀県の稲作の変遷 4 東近江市における自然農法水田の調査 5 遺伝子組換え作物など新しい育種技術と農薬 6 琵琶湖を擁する滋賀県の稲作を持続可能に |
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第10章 森林の経営・管理と「地域性」 |
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はじめに 1 森林・林業の新たな仕組み 2 批判的検討 3 今後の方向性について おわりに |
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第11章 公共団体とNPO法人による賃貸借型の林地管理 |
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1 土地の所有と管理に関する課題 2 滋賀県東近江市の「河辺いきものの森」における林地管理 3 「河辺いきものの森」における林地管理の意義と今後の検討事項 4 林地の所有と管理に伴う法的課題 |
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第12章 自然観賞型遊歩道の管理責任に関する一考察 |
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はじめに 1 奥入瀬遊歩道落枝事故訴訟 2 尾瀬木道落枝事故訴訟 3 営造物責任・工作物責任の判断における具体的考慮事由の比較 おわりに |
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第13章 滋賀県における流域治水条例の運用状況の検討 |
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はじめに 1 集水地域における雨水貯留浸透対策 2 地域防災力向上対策 3 氾濫原減災対策の実施 おわりに |
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第14章 潜在能力アプローチから見た生態系サービス享受プロセス |
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はじめに 1 潜在能力アプローチから見た生態系サービス享受プロセス 2 東日本大震災による生態系サービス享受能力の減退 3 子どもの水辺遊びの再生に向けて おわりに |
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第15章 新たな自然観と里山学 |
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はじめに 1 近代的自然観 2 実在論の復活と新しい自然観 3 里山学の可能性 |
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補論1 多様なガン類のいる景観をとりもどす |
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補論2 環境保全型農業が水田の生物多様性に与える影響と課題 |
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補論3 人はどこで変わり育つのか? |