タイトルコード |
1000100799078 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
メルロ=ポンティ現れる他者/消える他者 |
書名ヨミ |
メルロ ポンティ アラワレル タシャ キエル タシャ |
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「子どもの心理学・教育学」講義から |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
酒井 麻依子/著
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著者名ヨミ |
サカイ マイコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-7710-3363-4 |
ISBN |
4-7710-3363-4 |
数量 |
10,291,13p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
135.55
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個人件名 |
Merleau‐Ponty Maurice |
注記 |
文献:巻末p4〜13 |
内容紹介 |
20世紀の哲学者メルロ=ポンティがパリ大学文学部で行った児童心理学と教育学の一連の講座、いわゆる「ソルボンヌ講義」を読解し、そこで素描されている他者論を再構成する試み。 |
著者紹介 |
1990年福岡県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。同大学文学部初任研究員。博士(文学)。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一節 メルロ=ポンティの思想とソルボンヌ講義 第二節 メルロ=ポンティの方法 第三節 メルロ=ポンティの他者論 |
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第一部 われわれはいかにして他者を知覚しうるのか |
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第一章 現象学の他者論 |
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第一節 『知覚の現象学』における他者論 第二節 ソルボンヌ講義における他者論 |
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第二章 児童心理学と他者論 |
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第一節 癒合性と自己中心性 第二節 鏡像 第三節 模倣 |
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第三章 スティル |
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第一節 フッサールの「類型」 第二節 マルローの「スティル」 第三節 『世界の散文』におけるスティル論 第四節 ソルボンヌ講義のスティル論:個人と集団 |
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策四章 言語活動と表現 |
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第一節 言語とその他の表現の関係 第二節 構造の獲得 第三節 言語獲得と対人関係 第四節 コミュニケーションの分節化 第五節 差異の体系 第六節 意味作用 |
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第五章 意味と他者経験 |
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第一節 「役割」と「自己表現」における意味作用 第二節 意味として現れる他者 第三節 役割を残し消える他者 |
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第二部 われわれは他者をどのようなものとして知覚するか |
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第一章 類型:身体、民族、階級、人種 |
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第一節 『知覚の現象学』 第二節 「戦争は起こった」 |
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第二章 類型:コンプレックス |
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第一節 病的なものとしてのコンプレックス:『行動の構造』 第二節 前人格的実存としてのコンプレックス:『知覚の現象学』 第三節 文化的なものとしてのコンプレックス:ソルボンヌ講義 第四節 エディプス・コンプレックスの普遍性をめぐる論争 第五節 「心理学」か「社会学」か |
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第三章 類型:セクシュアリティ |
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第一節 メルロ=ポンティにとってのセクシュアリティの重要性 第二節 女なるもの:ボーヴォワールの議論 第三節 メルロ=ポンティの応答 第四節 女性の妊娠と子どもの誕生:ヘレーネ・ドイチュ 第五節 男女関係の文化的相対性:マーガレット・ミード |
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第四章 類型の伝承:個人と社会 |
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第一節 文化人類学の流れ 第二節 基本的パーソナリティ 第三節 ナヴァホ研究 第四節 家族における権威主義と自由主義 第五節 精神分析的性格学 |
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第五章 自由 |
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第一節 『知覚の現象学』の自由論 第二節 芸術家の自由 第三節 サイコドラマと人間の自由 |
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第三部 われわれは他者とどのように交流しうるか |
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第一章 嫉妬と愛 |
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第一節 自由の侵食と性質を通じた愛 第二節 嫉妬 第三節 遺棄神経症 第四節 メルロ=ポンティの解釈 |
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第二章 他者との交流 |
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第一節 メルロ=ポンティにとっての教育学と児童心理学 第二節 子ども、病者、未開人、女性という他者 第三節 大人と子どもの原理的な不平等と当為 第四節 自他の不平等と平等の創設 |
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結論 |