タイトルコード |
1000100799845 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
明代における詞の受容 |
書名ヨミ |
ミンダイ ニ オケル シ ノ ジュヨウ |
|
文字の文學と音の文藝 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤田 優子/著
|
著者名ヨミ |
フジタ ユウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
|
出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-7629-6663-7 |
ISBN |
4-7629-6663-7 |
数量 |
10,302,13p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
921.5
|
件名 |
漢詩
|
内容紹介 |
明代、詞は古典文學として重んじられ、學問の対象として注視された。文字で読む文學としての詞、さらには旋律にのせて歌われる文藝としての詞に迫り、明代後期におけるその展開を明らかにする。 |
著者紹介 |
1986年京都市生まれ。京都府立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得認定退学。同大学大学院学術研究員、同大学・神戸学院大学非常勤講師。文学博士。 |
目次タイトル |
序章 |
|
第一部 讀まれる詞と歌われる詞 |
|
第一章 問題の所在 |
|
はじめに 第一節 詞の形式と特徴 第二節 北宋期以降の詞 第三節 本書における問題意識 |
|
第二章 詞の歌唱をめぐる記録の檢討 |
|
はじめに 第一節 雅俗という問題 第二節 「歌唱の衰頽」として語られる現象 第三節 民間で繼續された歌唱 第四節 明代後期における「詞」 小結 |
|
第二部 明代詞籍刊行の社會的背景 |
|
第一章 『花草新編』小考 |
|
はじめに 第一節 『花草新編』概要 第二節 『花草【スイ】編』との關係-序文の類似から- 第三節 成立時期異説 第四節 分調本『草堂詩餘』の影響-周邦彦詞の來源から- 第五節 『花草【スイ】編』への繼承-柳永詞の詞題から- 小結 |
|
第二章 『花草新編』に見る分調編次詞選集の意義 |
|
はじめに 第一節 詞選集の使途と編次樣式 第二節 分調編次詞選集誕生の前夜 第三節 詞譜としての分調編次詞選集 小結 |
|
第三章 『花草【スイ】編』における白話小説の利用 |
|
はじめに 第一節 『花草【スイ】編』概要 第二節 『警世通言』第十四《一窟鬼癩道人除怪》 第三節 『古今小説』第二十四《楊思温燕山逢故人》 第四節 『花草【スイ】編』と明代後期の社會状況 小結 |
|
第三部 歌われる文學としての詞 |
|
第一章 南北藝能と詞 |
|
はじめに 第一節 套數の發生 第二節 唱賺から諸宮調、北曲へ 第三節 唱賺と諸宮調、南北曲の狹間 小結 |
|
第二章 詞と南北曲の音樂的連續性 |
|
はじめに 第一節 異種歌辭文藝間の媒介-「風入松」 第二節 崑曲で歌われる詞の歌辭-「浪淘沙」 第三節 理論と實演の乖離-「點絳唇」 小結 |
|
第三章 「眞詩」への希求 |
|
はじめに 第一節 時代背景と改作の樣相 第二節 改作の基本目的と呉江派の例 第三節 歌唱という行爲の新たな意義 小結 |
|
附考 明代後期における南北・詞曲の交差と分岐 |
|
はじめに 第一節 北方の趣「蒜酪」 第二節 詞と曲の境界 第三節 南戲・南曲と雜劇・北曲 第四節 白話小説と「蒜酪」 小結 |
|
終章 |