タイトルコード |
1000100807262 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ユダヤ教の精神構造 |
書名ヨミ |
ユダヤキョウ ノ セイシン コウゾウ |
版表示 |
増補新装版 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
市川 裕/著
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著者名ヨミ |
イチカワ ヒロシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2020.5 |
本体価格 |
¥6200 |
ISBN |
978-4-13-010416-6 |
ISBN |
4-13-010416-6 |
数量 |
11,378,7p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
199
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件名 |
ユダヤ教
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内容紹介 |
聖書の時代から近現代にいたるまで、離散と迫害のユダヤ民族史を支えつづけた思想とは何か。ユダヤ教の法の精華ミシュナ、タルムードを中心に据え、その精神構造と思惟方法を究明する。新たに補論を付した増補新装版。 |
著者紹介 |
1953年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専門課程博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。著書に「ユダヤ人とユダヤ教」など。 |
目次タイトル |
序 「我らのラビ・モーセ」に倣いて |
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一 ユダヤ教研究への道のり 二 本書の意図と構成 三 古代ユダヤ教の概観 |
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第一部 法の宗教の成立 |
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第一章 ユダヤ教の正統性 |
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一 法華経の論理 二 エウセビオスのキリスト論 三 ラビ・ユダヤ教の論理 四 ラビ・ユダヤ教の始原としてのモーセ |
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第二章 タルムードと自治社会 |
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一 制度知としてのタルムード 二 タルムード制度知の担い手 三 ユダヤ人社会の枠組 四 ミシュナの世界 五 多数決の意味 六 最高意思決定機関の構造 七 モーセの権威 |
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第二部 トーラー精神発現の諸相 |
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第三章 自由と戒律 |
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一 ユダヤ教の戒律 二 神の実験としての出エジプト 三 「頑なさ」と罪 四 法はなぜ荒野で与えられたか |
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第四章 偶像崇拝との闘い |
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一 正邪の見分け 二 聖典解釈の方法 三 なぜ偶像を作ったか 四 それは偶像崇拝ではない 五 わたしのまえに 六 他の神々 七 偶像崇拝の克服 |
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第五章 神への愛 |
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一 恋愛詩と宗教-孔子と詩経 二 聖書の雅歌とユダヤ教 三 ユダヤ教の雅歌解釈 四 神への愛 五 隣人愛の行方 |
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第六章 罪と赦し |
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一 悔い改めの祈りと父祖の力 二 ユダヤ教の礼拝と祈禱書 三 平日の朝の礼拝における「悔俊」 四 「悔い改めの十日間」と「スリーホート」の祈り 五 父祖の徳と救済 六 聖者廟へ |
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第七章 神秘の力 |
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一 未知の世界と盲目ということ 二 科学的モデルと未知の解明 三 創造的思考と無限なるもの 四 神秘主義の位置 五 無からの創造とその変容 六 ブラツラフのラビ・ナハマンと寓話の世界 |
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第三部 近代との相剋 |
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第八章 自治の終焉 |
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一 近代への視点 二 ユダヤ人自治社会の崩壊過程-内側からの脅威 三 古典的ユダヤ人自治社会の社会構造 四 法的自治の宗教的な基盤 五 ラビ・ユダヤ教体制を脅かすもの 六 自治の行方 |
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第九章 聖書解釈の行方 |
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一 神的強制か自発的意志か 二 近代化の衝撃とトーラーの権威の行方 三 近代の挑戦-自発的意志の神格化 四 自発的意志をめぐるユダヤ教の聖書解釈 五 聖書解釈のめざすもの |
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第一〇章 聖書と現代 |
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一 価値観の多様性ということ 二 聖典への視座 三 認識能力とコンテクスト 四 「学」と「思」の普遍妥当性にむけて 五 識別の射程 |
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補論 井筒俊彦とユダヤ思想 |
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序 なぜマイモニデスなのか 一 哲学者としてのマイモニデス 二 律法学者マイモニデスと啓示法の哲学 結論 |