タイトルコード |
1000100813373 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
『教訓抄』に語られる中国音楽説話の研究 |
書名ヨミ |
キョウクンショウ ニ カタラレル チュウゴク オンガク セツワ ノ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
王 媛/著
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著者名ヨミ |
オウ エン |
出版地 |
東京 |
出版者 |
三元社
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出版年月 |
2020.6 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-88303-510-6 |
ISBN |
4-88303-510-6 |
数量 |
8,275p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
768.2
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件名 |
教訓抄
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個人件名 |
狛 近真 |
注記 |
文献:p263〜272 |
内容紹介 |
日本の楽書「教訓抄」における中国関連の音楽説話を検討。中国の伝承と日本の受容のあり方を比較し、中国古代の音楽文化のいかなる部分が中世日本において受容され、さらに独自な展開を遂げていくに至ったかを明らかにする。 |
著者紹介 |
一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門分野は東アジア文化交流史。立教大学異文化コミュニケーション学部助教。 |
目次タイトル |
序章 『教訓抄』と古代中国の音楽文化 |
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第一節 『教訓抄』の内容と研究意義 第二節 先行研究と本書の目的 第三節 本書の構成と概要 |
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第一章 唐代宮廷音楽の伝来と日本における受容 |
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第一節 唐代宮廷音楽の内容 第二節 唐代九、十部楽の主な構成要素 第三節 遣唐使と唐代宮廷音楽の伝来 第四節 古代中世における日本雅楽の伝承の担い手 |
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第二章 『教訓抄』の成立と内容 |
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第一節 狛近真の生涯 第二節 『教訓抄』著述の動機と背景 第三節 『教訓抄』と仏教説話集 第四節 『教訓抄』の概要 第五節 『教訓抄』の古写本と版本 |
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第三章 「迦陵頻」にまつわる伝承 |
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第一節 仏典に説かれる迦陵頻伽 第二節 浄土変相図に描かれる迦陵頻伽 第三節 迦陵頻伽が手にした楽器 第四節 日本における浄土変相図の伝承 第五節 『教訓抄』に伝えられる「迦陵頻」 |
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第四章 「蘭陵王」にまつわる伝承 |
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第一節 中国の歴史に書かれる蘭陵王高長恭の生涯 第二節 唐代に伝承されていた「蘭陵王」 第三節 『教訓抄』に伝えられる「蘭陵王」 |
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第五章 「春鶯囀」にまつわる伝承 |
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第一節 大曲分類の学説検討 第二節 唐代大曲の日本における受容 第三節 「春鶯囀」の中国における伝承 第四節 「春鶯囀」の日本における受容をめぐる説話 |
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第六章 「蘇合香」にまつわる伝承 |
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第一節 西域からきた香料 第二節 蘇合香の効果と宗教の場での使用 第三節 唐代に現れた楽舞「蘇合香」 第四節 日本に伝承されていた「蘇合香」 |
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第七章 「甘州」にまつわる伝承 |
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第一節 甘州の歴史的位置 第二節 唐代における楽舞「甘州」の伝承 第三節 『教訓抄』に記される「甘州」 |
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終章 |
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第一節 各章における論点の整理 第二節 本書の成果と課題 |