タイトルコード |
1000100851433 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本古代都城の形成と王権 |
書名ヨミ |
ニホン コダイ トジョウ ノ ケイセイ ト オウケン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
重見 泰/著
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著者名ヨミ |
シゲミ ヤスシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2020.11 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-04659-6 |
ISBN |
4-642-04659-6 |
数量 |
9,354,9p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.33
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件名 |
飛鳥宮
遺跡・遺物-明日香村(奈良県)
日本-歴史-大和時代
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内容紹介 |
天皇の支配体系を顕示する舞台装置であった古代の王宮。飛鳥の諸宮を難波宮などと比較し、殿舎の成立時期と機能を探り、藤原京に至る都城の造営計画等を考察。天皇が抱いた王権の構想と律令制都城の形成を新たな視点で描く。 |
著者紹介 |
1977年広島県生まれ。奈良大学大学院文学研究科文化財史料学専攻博士後期課程単位取得後満期退学。博士(文学)。奈良県立橿原考古学研究所主任研究員。 |
目次タイトル |
序章 古代史研究と考古学 |
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一 古代王権と考古学 二 都城と古代王権 三 飛鳥王宮の再評価 四 考古学的手法の限界 五 本書の構成 六 宮都、都城について |
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第Ⅰ部 飛鳥宮の構造 |
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第一章 飛鳥宮跡の変遷 |
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はじめに 一 従来の飛鳥宮跡の遺構変遷と王宮比定 二 飛鳥・藤原地域の土器編年 三 飛鳥宮跡の遺構変遷と造営年代の再検討 四 東南地区の復原 五 飛鳥宮跡の変遷 おわりに |
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第二章 後飛鳥岡本宮の構造と飛鳥浄御原宮の成立 |
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はじめに 一 飛鳥宮の変遷と構造 二 後飛鳥岡本宮と飛鳥浄御原宮の殿舎比定 三 飛鳥浄御原宮の二つの正殿 おわりに |
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第三章 難波長柄豊碕宮から後飛鳥岡本宮へ |
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はじめに 一 後飛鳥岡本宮と飛鳥浄御原宮の構造 二 難波長柄豊碕宮の構造復原 三 後飛鳥岡本宮への継承 おわりに-天武朝の都城造営と難波宮- |
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第Ⅱ部 律令制都城の形成 |
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第一章 新城の造営計画と藤原京の造営 |
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はじめに 一 京と新城、新益京 二 新城の発掘事例 三 都と京師 四 「宮室」は何を意味するのか 五 藤原京の造営過程 おわりに-新城と飛鳥浄御原宮- |
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第二章 王宮の変遷と律令制都城の形成 |
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はじめに 一 難波長柄豊碕宮の構造と飛鳥宮 二 内裏の門 三 小墾田宮から難波長柄豊碕宮へ 四 宮の構造と三朝制 五 飛鳥への還都 六 天武朝の都城構想 おわりに-藤原宮から平城宮へ- |
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第三章 古代王権の正統性 |
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はじめに 一 王宮構造と王権 二 天武朝の社会的背景 三 天武の正統性と神武陵 おわりに-天武の神格化- |
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第Ⅲ部 王権と王陵・空間構造 |
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第一章 飛鳥の神名火と「飛鳥」 |
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はじめに-「飛鳥」の範囲は正しいか- 一 万葉歌の神名火山 二 神名火山「ミハ山」説 三 「神名火山」候補地の検討 四 飛鳥浄御原宮の構造と神名火 五 古墳群の分布にみる聖域 六 飛鳥坐神社 七 出雲国造神賀詞の「飛鳥乃神奈備」 八 「飛鳥」と「橘」「桃原」 おわりに |
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附論 飛鳥と古代王権 |
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一 飛鳥と嶋宮 二 飛鳥の朝廷 三 飛鳥と天皇 |
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第二章 王権の正統性と飛鳥の陵墓群 |
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はじめに-中尾山古墳と謎の土器群- 一 中尾山古墳と地名 二 「中尾山」出土土器群の検討 三 中尾山における特殊行為と陵墓の関係性 四 皇統の正統化と陵墓の築造 五 殯儀礼と土器群 おわりに |
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第三章 『日本書紀』の用語の一貫性 |
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はじめに 一 『日本書紀』の「殯」使用例の検討 二 『日本書紀』における用語の使用法 三 殯宮と葬地について おわりに |
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終章 都城・王権研究と考古学 |
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一 土器編年の問題 二 律令制都城の形成と古代王権-本書のまとめ- |