タイトルコード |
1000100859747 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中国禅宗史書の研究 |
書名ヨミ |
チュウゴク ゼンシュウ シショ ノ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
齋藤 智寛/著
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著者名ヨミ |
サイトウ トモヒロ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
臨川書店
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出版年月 |
2020.12 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-653-04169-6 |
ISBN |
4-653-04169-6 |
数量 |
457,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
188.82
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件名 |
禅宗-歴史
禅宗-伝記
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内容紹介 |
唐代より北宋初期に至る禅宗史書6種を取り上げ、その個性を浮き彫りにする。また、祖統や伝法といった問題について、唐宋の禅思想界でなされた議論を通時的に検討するとともに、祖統や伝法以外の問題も考察する。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 本書の研究対象 二 燈史研究の意義と方法 三 本書の構成 |
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第一部 唐より北宋初に至る燈史の研究 |
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第一章 『楞伽師資記』考 |
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はじめに 一 浄覚と『楞伽師資記』の撰述 二 『楞伽経』理解の特徴 三 『楞伽経』と『文殊説般若経』 四 『続高僧伝』における楞伽師と『楞伽師資記』 五 北朝から隋唐における『文殊説般若経』受容 六 『楞伽師資記』におけるさまざまな禅法 おわりに |
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第二章 『伝法宝紀』の精神 |
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はじめに 一 杜朏という人物 二 『伝法宝紀』の構想 三 叙述の実際 四 杜朏の仏教史観 おわりに |
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第三章 『歴代法宝記』考 |
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はじめに 一 『歴代法宝記』の正統観 二 「無念」受容と山居修道 三 頓悟と居士仏教 おわりに |
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第四章 『宝林伝』の宗教世界 |
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はじめに 一 『宝林伝』と『付法蔵伝』 二 『宝林伝』における悟り 三 因果応報譚としての祖師伝 四 『宝林伝』の世界観と聖人観 おわりに |
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第五章 検證不可能な悟り |
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はじめに 一 資料についての検討 二 『祖堂集』仰山章の伝法思想 三 『祖堂集』仰山章の禅法 四 『祖堂集』仰山章の位置 おわりに |
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第六章 仏法の埋没 |
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はじめに 一 夾山章に見える善会の得法と伝法 二 落浦元安と石頭一枝の断絶 三 華亭徳誠伝の形成 四 夾山一円の課題と唐末禅宗 おわりに |
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第七章 『景徳伝燈録』における「禅」と「教」 |
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はじめに 一 菩提達磨とその門人 二 教禅一致論者と天台教の祖師 三 撰者周辺の人々 四 三学と三教 おわりに |
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第二部 禅宗における伝法思想の諸問題 |
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第一章 阿羅漢は祖師になれるか |
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はじめに 一 『北山録』以前の西天祖統説 二 『北山録』の禅宗祖統説批判 三 宗密のインド仏教史観 四 裴休のインド仏教史観 五 契嵩による神清への回答 おわりに |
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第二章 伝法偈と禅宗思想 |
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はじめに 一 伝法偈とその思想 二 伝法偈出現の時代背景 三 達摩伝法偈と教外別伝思想 おわりに |
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第二章附論 「伝法偈」成立についての札記二則 |
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一 「伝衣付法頌」は本当に伝衣付法の歌か 二 馬祖伝法偈は馬祖道一の資料たりうるか |
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第三部 禅宗史書とその周辺における諸問題 |
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第一章 『付法蔵伝』の主張とその受容 |
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はじめに 一 『付法蔵伝』について 二 大住聖窟「世尊去世伝法聖師」の考察 おわりに |
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第二章 悟れなかった人々 |
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はじめに 一 禅律双修の環境 二 禅律双修の論理 三 『法宝東流因縁(擬)』の文献的考察 四 『法宝東流因縁』の思想 五 『宝林伝』再読 六 悟れなかった人々 おわりに |
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第三章 禅宗と仏舎利信仰 |
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はじめに 一 『宝林伝』摩拏羅章の阿育王塔説話 二 世界を解読する聖者 三 『祖堂集』の舎利をめぐる問答 四 『諸山聖迹志(擬)』に見える仏塔信仰 おわりに |
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第四章 『曹渓大師別伝』の受容と慧能理解 |
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はじめに 一 「仰山通智大師塔銘」における六祖慧能 二 『祖堂集』仰山章における六祖慧能 おわりに |
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結語 |