タイトルコード |
1000100863160 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
戦没者遺骨収集と戦後日本 |
書名ヨミ |
センボツシャ イコツ シュウシュウ ト センゴ ニホン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
浜井 和史/著
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著者名ヨミ |
ハマイ カズフミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2021.1 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-642-03900-0 |
ISBN |
4-642-03900-0 |
数量 |
5,301,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
369.37
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件名 |
遺骨収集
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注記 |
文献:p274〜293 |
内容紹介 |
アジア・太平洋戦争における海外戦没者約240万人のうち、100万を超える遺骨が今なお現地に残る。「遺骨収集事業」をめぐる諸外国との交渉や政策決定過程、国内の議論を分析し、歴史的に考察する。 |
著者紹介 |
1975年北海道生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。帝京大学共通教育センター准教授。博士。著書に「海外戦没者の戦後史」など。 |
目次タイトル |
序章 海外戦没者処理問題への視線 |
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一 本書の課題 二 先行研究と本書の視角 三 「海外戦没者」と「遺骨収集」の用語について 四 本書の構成 |
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第一章 「英霊の凱旋」から「空の遺骨箱」へ |
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はじめに 一 「遺骨帰還」という「伝統」の形成 二 「英霊の凱旋」という記憶 三 「空の遺骨箱」という記憶 おわりに |
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第二章 「象徴遺骨」の収容という選択 |
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はじめに 一 占領期における海外戦没者処理の検討 二 海外戦没者処理問題への国民的関心の高まり 三 遺骨収集団の派遣をめぐる日米交渉と「象徴遺骨」の収容方針 おわりに |
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第三章 「相互性」の模索 |
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はじめに 一 英連邦戦死者墓地をめぐる交渉の開始と「相互性」の問題 二 英連邦地域への遺骨収集団派遣をめぐる交渉 三 墓地協定交渉と「相互性」のゆくえ 四 オーストラリア本土の日本人墓地の維持管理問題 おわりに |
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第四章 「無縁」化する戦没者 |
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はじめに 一 占領期における戦没者の納骨施設をめぐる議論 二 戦没者の「墓」建立に向けた政府の検討 三 「墓」の建立場所をめぐる議論と日本遺族会の立場 四 「象徴遺骨」の納骨が意味するもの 五 「象徴性」の後退と曖昧な性格の定着 おわりに |
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第五章 可視化された海外戦没者 |
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はじめに 一 遺骨収容の「概了」方針と「再開」への道 二 民間ベースによる遺骨収容と政府の対応 三 遺骨収容方針をめぐる日米交渉と「国の責任」 四 遺骨野ざらし問題と海外戦没者処理のゆくえ おわりに |
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第六章 冷戦下の慰霊と外交 |
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はじめに 一 ソ連地域の墓参をめぐる対ソ交渉 二 北方領土の墓参をめぐる対ソ交渉 三 小笠原諸島の墓参をめぐる対米交渉 四 ソ連地域および北方領土の墓参をめぐるその後の展開 おわりに |
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第七章 復帰前沖縄の南洋群島引揚者による「慰霊墓参団」派遣問題 |
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はじめに 一 南洋群島における遺骨収容および慰霊要求と「実現を阻む厚い壁」 二 「慰霊墓参団」としての派遣実現へ おわりに |
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終章 「遺骨収集」とは何だったのか |