タイトルコード |
1000100866912 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本中世の村と百姓 |
書名ヨミ |
ニホン チュウセイ ノ ムラ ト ヒャクショウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鈴木 哲雄/著
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著者名ヨミ |
スズキ テツオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2021.2 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-02968-1 |
ISBN |
4-642-02968-1 |
数量 |
7,326,8p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
611.221
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件名 |
土地制度-日本
土地所有-歴史
農民-歴史
日本-歴史-中世
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内容紹介 |
中世に開発された下総国香取神宮領や下河辺荘内の村々の古文書に見える「常地」「地本」「下地」に注目し、若狭国太良荘などの事例とも比較して検討。中世領主と百姓との契約関係、百姓の地域社会との結びつきを解明する。 |
著者紹介 |
1956年千葉県生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。博士(史学、中央大学)。都留文科大学教授。著書に「香取文書と中世の東国」「酒天童子絵巻の謎」など。 |
目次タイトル |
序章 本書の課題と構成 |
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Ⅰ 中世の開発と常地・地本・下地 |
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第一章 荘園公領制下の開発と国判 |
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はじめに 一 新たな中世荘園論と開発 二 国司による荘園整理令と検田・検注 三 鎌倉時代の開発と国判・留守所判 おわりに |
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第二章 地本と下地 |
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はじめに 一 地本と下地 二 地本とは何か 三 所務と雑務との関係から おわりに |
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第三章 香取社領の地本と下地 |
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はじめに 一 神事の勤行と地本の進退 二 検注帳と地本 三 地本と下地 おわりに-下地を沙汰付ける- |
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第四章 中世における土地の所有と売買 |
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はじめに 一 「開発」の性格をめぐって 二 土地の売買 三 常地・地本・下地 おわりに |
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Ⅱ 東国社会と百姓等申状 |
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第一章 香取文書の売券と地域社会 |
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はじめに 一 売券の史料的性格 二 録司代家と案主家の関係と売券のあり方 三 売券と地域社会-「録司代略系図」の世界- おわりに |
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第二章 中世東国の百姓等申状 |
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はじめに 一 万福寺百姓等申状の史料的性格 二 万福寺の所在地と「万福寺村」 三 万福寺百姓の結合と百姓等申状 おわりに |
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第三章 称名寺領下河辺荘赤岩郷と「ちやうせう書状」 |
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はじめに 一 称名寺領下河辺荘赤岩郷について 二 「ちやうせう書状」の史料的性格 三 「ちやうせう書状」の内容 おわりに |
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第四章 下総国下河辺荘と前林戒光寺 |
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はじめに 一 下河辺荘のなかの戒光寺 二 称名寺と戒光寺の関係 三 下河辺荘の村郷支配と戒光寺 おわりに |
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Ⅲ 中世の村と百姓 |
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第一章 下級的土地所有の特質 |
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はじめに 一 古代における土地の売買 二 山城国梅津荘内のある手継文書 三 中世前期における下級的土地所有 おわりに |
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第二章 荘園公領制と東国の村郷 |
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はじめに 一 中世的郡郷制から荘園公領制へ 二 村郷をめぐる議論 三 東国の公領と村郷 おわりに |
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第三章 古代・中世の村と「ムラの戸籍簿」 |
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はじめに-「ムラの戸籍簿」論- 一 古代・中世の「村」史料 二 出土木簡にみえる「村」 三 中世関東の「村」や「津」 おわりに |
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第四章 中世前期の村と百姓 |
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はじめに 一 中世の出挙と「開発」 二 中世百姓の性格 三 中世前期の村と百姓 おわりに |
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終章 逃散する百姓 |
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一 中世百姓の成立 二 「去留の自由」と逃散する百姓 三 中世百姓と村 四 「開発」と請作 五 地本と下地 六 領主-百姓の契約的関係 |